経験浅くして看護師を退職した看護師さんの退職理由は、職場環境、スキルアップ、人間関係、自信の無さなどの理由があります。
看護に疲れてしまったと、別の職業に転職してしまう看護師さんもいます。
しかし、看護学校を卒業すると言う事は並大抵の努力では達成できません。
勿体無いです。あなたを求める職場は多くあります。
なんとなく、就職しないといけないから、どんな職場に就職すればいいのかわからないからと学生時代に就職活動をした方は、もしかしたら、後悔しているかもしれません。
その後悔を糧に、「自分に合った職場探し」をスタートさせてみてはいかがですか？
第二新卒看護師の退職の訳
- 勤務がハードで不規則に慣れない
- 肉体労働がきつくて、身体が持たない
- 残務や残業が多くて自由時間が無い
- 休暇が取れない、プライベートが無い
- 休日の出勤やサービス残業が多い
- 精神的にプレッシャーが多くて参った
- 自分が看護を出来るという自信が無い
仕事は忙しく、肉体的にも精神的にも苦痛を伴い職業です。仕事に就いて、始めて大変さが分かったと言う新人看護師さんも多いでしょう。
そして、その過重な仕事量に心身ともに疲弊して、立ち直れなくなっている看護師さんもいるでしょう。
再就職先のアドバイス
仕事量や仕事内容、勤務条件で厳しさを感じている方は、今の職形態があっていない場合があります。バリバリ急性期で働きたかったけれど、自分の許容範囲を越える現場だったと言う事もあります。
憧れと現実の違いに気づいたら、自分に合った場所を求めてもいいのです。
ここで勧められるのが、「一般外来看護師」「専門外来看護師」です。
外来看護師は、医師の近くで医師の指示のもと業務を行います。
よって、必要指示を確認しながら決められたルチンで業務を行う事が多く、慣れればこなせる仕事ばかりです。
また、勤務時間も決まっている事が多く、私生活や休暇をとる事、規則正しい生活をすることもできます。病棟のように、体重に思い患者さんを身辺介助するなどと言う機械も少なく、肉体的にも過重を無くすことが出来ます。
しかし、専門性や看護力を養う事は病棟のように期待はできず、やりがいについて疑問を持つこともあります。そのような場合は、ある分野に特化した専門外来に就職する事で、一つの分野に打ち込むことが出来ます。
次に、介護系施設への転職です。
介護施設に入所している方は、概ね健康状態は安定しており、日々決められた処置や業務、看護が決まっている事が多く、難しい医療処置や看護を必要としません。急な変更等も無く、穏やかに業務を行う事が出来ます。
その為、自分にもゆとりが出来、利用者さんや入居者さんとの関わりにも深い時間を作ることが出来、達成感ややりがいを感じられます。
しかし、肉体的にハードになる事もあります。
介護度の高い利用者との関わりは、肉体的に消耗する場合もあります。
しかし、若さと経験で乗り越えられる部分でもあります。
最後に、教育方法のチェックをお勧めします。
プリセプター制、クリニカルラダー制、ペアナーシングなど、教育方法は各病院や施設で異なります。前の職場ではどのタイプの教育方法であったか、その方法に窮屈さを感じて退職しようと思ったのであれば、教育方法が異なる場所への転職を考えた方が良いこともあります。
まとめ
再就職先への狙い目は理解できましたか？
自分に合った職場探しと言う点で自分の特性と得意分野、体力や精神力を見極める必要があります。
自分の合わない職場で何を頑張っても、自分を苦しめる結果にしかなりません。
外来看護師、施設看護師、教育体制や教育システムの有無など、自分が自分らしくあれる職場探しをしましょう。