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    呼吸器外科で働く看護師の業務内容・体験談【扱う患者さんの領域が広いのが特徴】

    呼吸器外科の特徴は気管、気管支炎、肺、胸郭などの呼吸に関わるさまざまな部位を治療する診療科になっています。

    呼吸器の疾患は苦痛をともなうことが非常に多く、患者さんの様子を見て状況の応じた判断が必要になってきます。

    呼吸器外科は主に縦隔腫瘍や自然気胸、外傷性気胸などの治療が主な業務内容です。

    呼吸器外科で扱う疾患

    呼吸器疾患の手術治療を担う診療科です。

    胸部レントゲン写真で肺に影があったり、胸の痛み、息切れや呼吸困難、咳や痰、あるいは血痰がでる患者さんの治療を行います。

    肺悪性腫瘍疾患や転移性肺腫瘍、肺良性腫瘍、気腫性肺疾患など、呼吸器に関するさまざまな疾患の手術を行います。

    手術対象として最も多いものが肺がんになります。

    さらにこの診療科では扱う患者さんの領域が広く、奥が深いものとなります。
    疾患によっても症状は多種多様で、それぞれの特徴を理解しておくことが重要です。

    呼吸器外科の看護師の業務内容

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    開胸手術を伴う手術などを受けた患者さんの術前術後の管理を行うことが看護師の主な業務内容です。

    特に肺がん患者が多いので、慢性期から急性期、そして終末期に至るまでのケアを行うことを求められます。

    放射線治療を行う事も少なくありませんので、放射線科との連携も業務内容としての重要なものになります。
    普段から頻繁に患者さんに声をかけ、親身になることでストレスを軽減していくことが大事です。

    その他、肺がん治療を行う際に使用する抗がん剤の介助もあります。
    看護師としても重要な仕事になるのでしっかりと経験を積んでスキルアップすることが大事です。

    さまざまな呼吸器疾患の治療説明や薬の説明も需要になります。

    患者さんによって対応を変化しなければならない時もあります。
    このような繊細な業務を必要とする呼吸器外科では全ての治療方法や薬の効果を把握しなくてはなりません。

    呼吸器外科で気をつけること

    呼吸器外科で働く看護師の体験として最も気をつけなければいけないのが感染症です。

    肺結核や気胸、気管支拡張症など呼吸に関する疾患を持つ患者さんは免疫力が低下していることもあり、感染には十分注意が必要です。

    呼吸器外科にはインフルエンザなど感染性の高い疾病で訪れる方もいますので、適切に隔離し、院内感染を防がなくてはなりません。

    また、インフルエンザが爆発的に増加した場合は非常に患者数が増えます。

    このとき患者の重篤度合によって適切にトリアージをしなければなりません。

    看護師は常に専門的な知識と技術が求められます。

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