血液センターでの看護師の役割とは【仕事内容と実態】

血液センターでの看護師の役割とは【仕事内容と実態】

献血を行う為の医療機関が血液センターです。
日本では、日本赤十字社が担当し、その業務を行っています。
その対象者は、絶対的な健康者で、病院や医療機関に通院する傷病者とは異なります。

健康で、病める人々への奉仕の気持ちがある善良者を対象とする献血センターでの業務や看護、看護師としての役割についてまとめてみます。

血液センターでの看護師の仕事

  1. 採血
    まず、献血に訪れた方に行われることが、健康チェックと採血です。
    採血を行い、血液データに異常が無いかを確認し、それをクリアできなければ献血が行えません。
    献血は、本当に健康な方にしか行えないものなのです。
     
  2. 献血に使用する血液採取業務と最中の献血者のケア
    実施前の採血データと健康チェック、血圧測定に異常が無かった献血者の献血採血を行います。
    献血用針を献血者に穿刺し、その回路に接続して採血を行います。
    その最中、気分が悪くなったり、緊張で苦痛を生じたりしないかどうか、安全に採血を継続できる状況にあるかを観察する事も看護師の業務です。そして、苦痛を強いる献血なので、会話やリラックスできるよう関わり、心身の負担を軽減します。
     
  3. 保健指導
    血液データ等を基に、そしてその方の疑問他不安に応じる相談を行います。
    健康に不安を抱える献血者の疑問に答えたり、より健康増進出来る生活上のアドバイスなども行います。

血液センター勤務看護師の向き不向き

献血
看護師の業務にも向き、不向きがあります。
では、血液センター勤務に向いた看護師とはどのような人材でしょうか。

(血液センターが向いている看護師)

  • 採血が得意
    血液センターでは、献血前の採血と、献血船用針を用いた採血など、採血業務は必須です。
     
  • 機器の取り扱いが得意
    献血中の血液の分離や採血するための装置を取り扱い知識が必要です。
     
  • 単調な仕事が得意
    献血業務は、一連の流れがあり、自分の持ち場が決められていることが多く、行う地ごとは単調化します。その流れ作業的な業務を責任もって確実にこなせることが大切になります。
     
  • 雑談や会話が出来る
    時に献血者が退屈しないように雑談をしたり、話題提供が出来る存在でえなければなりません。
     
  • 予防的思考の健康知識が豊富
    保健指導を行う看護師は、その知識が必要です。健康な献血者に指導を行う事はなかなか難しいです。
    これまでの自分の生活スタイルに間違いが無いので健康が維持できている状態です。
    よって、より健康的にと役立つ知識を持っておくことが大切です。

(血液センターが不向きな看護師)

  • 単調作業や決められた仕事にやりがいを感じられない人。
  • 看護ケアや医療行為を充分に行いたい人。
  • 病める人対象にケアを行いたい人。
  • 看護的なスキルアップを目指したい人。

まとめ

血液センターに配置されても、すぐには血液センターに行くことはないそうです。
特殊な現場ならではの研修を経ての配属になる為、安心して仕事を始めることが出来ます。
健康な人と病気を抱える人の奉仕者となれる魅力的な仕事と言えます

転職を考えている看護師さんに

病院での看護業務はとても忙しく、重労働や夜勤が苦痛、人間関係が厳しすぎるなどが原因で看護師を辞めたくなる人も少なくありません。
しかし、職場環境によってはもっと心にゆとりを持って働くことができる場合もあります。
どうしようもなくなった時は職場を変えてみるのも選択の一つでしょう。

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