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    PET施設のある健診センターの特徴とは【看護師の役割】

    健診センターは、どのような検査を実施しているかによって施設の特徴が異なってきます。特にPET施設のある健診センターでは、他の施設とは違った特徴を持っています。

    PETとは

    アメリカではがんを疑う場合には、すぐにPETを行うため「PET First」と言われています。日本の人間ドックでは一般的には行っていませんが、一部の施設ではPETを行っています。

    このようなPETの一番の特徴は、肺がんやすい臓がんなど、一般的な人間ドックでは早期発見が難しいとされるがんを見つけられることです。

    PETにおける看護師の役割

    問診
    PETにおける看護師の業務は、主に問診、検査の説明、薬剤の注射です。
    PETは最低でも4時間以上の絶食が必要となります。
    そのため、食事の有無の確認や最後に糖分を摂取した時間を確認します。

    また、PETをはじめて受けるという人も多いので、PETの説明や受診者さんが安心して検査を受けられるように援助することも必要です。そして、重要なのが注射です。

    PETは、薬剤を注射してから約1時間後に撮影を行いますが、確実に血管内に注入を行います。確実に注射ができなければ、PET検査を行っても画像がうまくとれません。

    加えて、薬剤は放射線を放っているので、血管外に漏れてしまうと大変です。必ず逆血を確認し、確実に血管内に注入しましょう。

    PET施設を持っている健診センターの特徴

    がんの早期発見に有効なPETですが、保険は適用されないので高額となります。
    そのため、PET施設を持つ健診センターの特徴としては、比較的富裕層の受診者さんが来院することです。
    そのため、接遇には特に厳しい施設が多いです。
    基本的な挨拶をはじめ、言葉づかいや身だしなみは厳しい目でみられます。

    このような理由から、PET施設のある健診センターに就職しようとしている人は、特に接遇を意識しましょう。

    このように一般的な人間ドックを行っている健診センターと違い、PETがある施設では接遇を重視しています。また、看護師としてPETの業務につくときは、検査が確実に行われるよう注射業務と、受診者さんが安心して検査が受けられるような援助が必要です。

    看護師も被曝の対象となりますが、被曝量は少ない上、ガラスバッチをつけて放射線量を測定しているため、それほど心配する必要はありません。

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