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    看護師にとっての看護観とは【患者さんの生活レベルに着目しよう】

    新人看護師さんであれば、丁度、入職して半年を過ぎたころ、現任の看護師さんであれば、残り今年もあと三カ月ほどとなった今、看護観について振り返ってみませんか?特に、新人さんは、今のこのごろ、フォローアップ研修などで振り返る機関を設けられている医療機関もあることでしょう。

    どうして看護をしているのか、何を目的に、どんな看護師になりたいのかなど、「看護観」とは、自分の看護活動を行う指針ともなります。

    今一度考えてみましょう。あなたは何故、看護をしていますか。
    どんな看護師になりたいですか。

    看護観とは

    まずは、看護とは何かを理解できているかが重要です。
    看護の意味が変わっていなければ看護観について考えられないでしょう。

    看護とは、「診療の補助」「療養上のお世話」と言われています。
    しかし、前者の診療の補助は、医師の指示があれば誰にでもできるでしょう。

    療養上のお世話とは、奥が深く、看護師一人一人誰を取っても同じ行為をする人はいないでしょう。

    • 患者さんの為に
    • 安全と安楽を考えて
    • 熟練できるよう十分な練習のもとに
    • 仕事だからなんとなく

    看護に取り組む姿勢は、個々様々です。
    よって、その支援方法は同じことを行っても誰一人同じケアにはならないのです。

    仕事と割り切って看護をする看護師と、患者さんに尽くすと考えてケアを行う看護師では、その心の入れようや配慮が異なってくることが分かるでしょう。

    患者さんの生活レベルに着目

    看護
    ・看護について考える
    安全性や安楽性を考えると言っても、慎重になりすぎて、あれこれ手出しをすることは優しさではありません。
    その方の身体状況や疾患の状況、安制度や精神面を考慮し、必要最低限の支援により、その方の残存機能を発揮でき、ADL向上に向けて支援できることが大切です。

    患者さんの為にと全てを介助してしまう事が良い看護ではありません。

    生活に着目し、青の方が安全に、安楽に、且つ、自分の持てる力を存分に引き出せる看護こそ、患者さんの為の看護と言えるでしょう。

    しかし、看護観で言えば、これが正解ではありません。
    ひとりひとりの看護師が、看護について考え、その患者さんの機能を引きだす方法や安全、安楽について考えることが大切です。

    ・看護に対するイメージ
    看護観は、個々の看護に対するイメージです。

    • どのような看護が自分にとって良い看護と考えるか。
    • どのような看護が患者さんにとって良い看護か。
    • 看護とは何か。
    • 何故自分は看護をするのか。
    • 理想の看護をする為には、自分は何をすれば良いのか。

    思いめぐらせ、経験し、今一度考え、理想を考え直すことが大切です。
    初めの思いと、経験を積みかさめてからの看護のイメージが変わってもおかしくはありません。

    理想と現実が異なるのが看護なのです。

    まとめ

    看護について、もう一度考えてみませんか。
    今日躓いたこと、今日成功したこと、患者さんに「痛い」と言われたこと、患者さんに「ありがとう」と言われたことなど、振り返ってみてください。

    そして、患者さんのありがとうを得るために、患者さんに痛いを言わせない為に、そして自分の夢を実現するために「良い看護」を見直してみましょう。

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