看護師に多い心身症という病気【疲れを認めてストレスを解消しよう】
今、現場で働く看護師さんに急増している病気。「心身症」
現場の看護師さんは、疲れています、困窮しています、疲弊しきっています。
しかし、夜は来るし、明日は来る。疲れたままで、また仕事へ行きます。
そして、心身ともに疲れを積み上げます。そんな時にミスをしたり、怒られたりと、追いつめられる事が起これば、もうお手上げです。
心と体の病気、「心身症」についてまとめてみました。
心身症とは
ただ身体が疲れているだけ、休めば治る、休日まであと少しと頑張り続ける看護師さんの身体の状況は、じつは窮地に追い込まれている事があります。
強い心身のストレスに適応しようと、知らないうちにコーピングと適応への対処が心身で行われています。
しかし、その重圧やストレスに耐えられなくなると、身体の症状として悲鳴を上げることがあります。
気持ちの落ち込みであれば、鬱病、鬱状態などと捉える事が出来ますが、身体症状として現れた時、それがストレスが原因と捉えられずに放置されることがあります。
本当は、心の休息を求めている自身ですが、適切に休息をとれずに積み木のようにストレスを重ねてしまう事もあります。
頭痛、めまい、不眠、腰痛、肩凝り、倦怠感、疲労感、筋肉残り、こむら返り、喉の詰まり、胃や消化管の張り、食欲低下や過食、便秘や下痢、全身の脱力感、耳の聞こえにくさなどの症状があります。精神症状以外の症状を引き起こします。
これらの症状一つとれば、心が原因と思うことは難しいかもしれません。
不調を訴え内科や整形外科、耳鼻科などに行っても異常なしと言う事もしばしば。
よって、見過ごされやすいのが心身症の恐ろしさなのです。
自分の疲れを認める
労働環境はどうでしょう、過重労働となっていませんか?
頑張りすぎてはいませんか?
頑張っている人は、頑張っているとは感じません。
しかし、自分がしている事を他人に置き換えてみてください。
人が自分と同じ働きをしているとすると、「やりすぎ」「少し休んだら」と感じませんか?
そう感じた人は、頑張りすぎです。休みが必要です。
冷静に客観的にみると、辛い労働環境や勤務状況だったと理解できる事もあります。
自分の疲れや頑張りを認めて休みを与えてあげてください。
心身症を回避するために大切なことです。
ストレスの原因
- 人間関係やいじめ、意地悪な看護師がいる
- 適切な教育や指導をいけられないのに叱られる回数が多い
- 絶対的人手不足で過重労働
- サービス残業ばかり、給与が業務量に見合わない
- 患者さんやナースコールなどの対応への苦痛
- 仕事のプレッシャーや精神的プレッシャー
休暇の取り方
休暇を取れ、休みを取れと言われても、上司に言いにくい、勤務状況的に無理という職場も多くあります。
最も円滑に休暇を取得出来る方法を説明します。
「診断書」の提出です。
内科、心療内科、精神科、神経科などの受診をして、「休暇や休息を要する」との書類を提出する事で休みをとれるようになります。
医療機関の診断である為、労働基準的にも認めざるをえません。
悲鳴を上げた身体に鞭を打って頑張ると、心身症に留まらず、鬱病、パニック障害、適応障害などと進行し、再起不能となる顛末も予測できます。
早期に休息をとることで回避する事がお勧めです。
まとめ
もう頑張らなくていいのです。
もしかしたら、休暇明けて出勤したら、あなたの健康を気遣って声をかけてくれる同僚や先輩がいるかもしれません。
温かい目が待っているかもしれません。
しかし厳しい目があることも予測できます。そんな職場は、ブラックです。
退職してもいいのではないでしょうか?
まずは、休みをとると言う勇気が必要です。
頑張りすぎた自分に終止符を打たせてあげてください。
転職を考えている看護師さんに
しかし、職場環境によってはもっと心にゆとりを持って働くことができる場合もあります。
どうしようもなくなった時は職場を変えてみるのも選択の一つでしょう。
看護転職サイトを利用するという選択肢
忙しい看護師さんの代わりに求人を探してくれるというだけではなく、サービスによっては専任のアドバイザーが親身に話を聞いてくれたり、事前に職場の雰囲気などをリサーチしてくれるところもあります。- 信頼と実績があるブランド
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