気をつけていたけれども看護の仕事中にヘルニアになってしまった、もしくは持病のヘルニアが悪化した、という場合には転職を考える必要が出てきます。
ここでは、看護師として働きながらできる仕事、動かなくてもできる仕事、転職する上での注意点、について見ていきます。
看護の仕事を続けるなら
現在病棟勤務の場合を考えます。
ヘルニアでも、病棟のような「患者さんを持ち上げるような重労働でなければできる」というのであれば、外来の看護師に転職するという方法があります。
ヘルニアを悪化させてしまうのは、急に腰に負担をかけることです。
咄嗟に患者さんを支える、持ち上げる、などの行動が腰にダメージを与えて、症状を悪化させます。
それに比べれば、外来の仕事は医師の診察補助など事務系の仕事がメインです。
採血などもありますが、基本的には患者さんを持ち上げるような力仕事は少なくて済みます。
ヘルニアが重症の場合
適度に休みつつ働けば大丈夫というのと違い、かなりヘルニアをこじらせてしまった場合には、動かずにできる仕事を探したほうが良いです。
場合によっては残念ですが看護の仕事は諦めることも考える必要がでてきます。
それでも看護師のスキルを活かしたいという場合には、医療や看護のライターになるという方法があります。
パソコンを使って自宅で働ける方法であれば、休養中でも負担になりにくいです。
クラウドソーシングのようなサイトを利用して、医療や看護の知識がないと書けないライター仕事をしてみると良いでしょう。
専門の知識がないと書けないライティングの仕事は、通常の記事よりも単価が高いというメリットがあります。
体が回復するまでのつなぎとして、もしくは一生やっていく仕事として、医療系のライティングもあることを知っておくと良いでしょう。
再就職の注意
再就職するにあたり、腰を悪くしたことを理由にしてしまうと、採用してもらえない可能性があります。
それは、看護師の仕事は多かれ少なかれ腰に負担がかかる仕事で、多くの看護師が退職理由や転職理由として書いているからです。
すべての人がそうであるというわけではありませんが、退職理由に病気の悪化を持ち出してくる看護師もいます。
そのため、本当に腰を悪くした人が疑われるという厄介なことが起きています。
疑われないためにも、転職先に対して自分の体の状態をはっきりと証明できるような診断書を持参して、どのような形で仕事に貢献できるのかをアピールできるように用意しておきましょう。