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    命を救える看護師 救急看護師の役割と実態

    ドラマやテレビのドキュメンタリーで良く拝見する救命救急の看護師。
    テキパキと医師の指示に従い、肉体的にも精神的にもタフで、何でもこなしてしまう冷静さと、判断力に魅力を感じます。

    なりたいけれど、自分にはあんなに冷静さを保って、緊急時や異変に対応できる力が無いと諦めてしまう看護師さんも多くいます。
    しかし、あの素晴らしい判断力や行動力は、初めからあるものではありません。
    経験を積み、時に叱られ、自ら学び、何とか患者さんの為にと奮闘した結果が、救急看護師の今なのです。
    実践と訓練を積めば、憧れの救急看護師の夢ではありません。
    人の命を取り留め、次なる治療のステージに送る救急看護師について正しく理解しましょう。

     

    救急外来の看護師の仕事

    まず、救急外来では救急車の搬入受け入れから診療・看護を開始します。
    救急車からの受け入れ要請と、患者さんの情報を貰い、必要な検査や処置、医療行為を想定して準備を行います。
    重症度は様々で、その疾患や怪我も異なり、洗うる状況に対処できなければなりません。

    時に交通事故、急性疾患、自殺や薬品関連の事故、災害にも対応します。
    搬入後、すぐに必要な検査や処置が行われます。
    出血や感染症を有しているケースもあり、医療職者として感染対策や、自分の身を守る措置、知識が要求されます。
    医師の指示に基づき、円滑に滞りなく、正しく診療できるよう介助、支援する事を要求されます。

    ここで多いのが、検査の介助と点滴や採血の施行です。
    患者さんの意識の有無にもよりますが、患者さんが意識がある時は強い恐怖と不安を感じています。
    その不安を軽減させ、安心して治療や検査を受け、りょうようが継続されるよう精神的支援が行われる事、コミュニケーション能力が要求されます。
    そして、患者さんに意識が無い場合や、意識が薄れている時、家族等の関係者は、不安と心配で心は逼迫しています。

    その関係者に正しく説明し、混乱をさせないようフォローする事も必要です。
    救急外来は、命を取り留める現場です。
    状態が一時安定すると、集中治療室や病棟に場所を移します。
    病棟看護師等への引き継ぎや申し送り、分かりやすい指示の受け渡し、連携が必要です。
    夜勤
     

    救急外来で看護師が求められる力

    複数の診療科に対応できる知識と技術が必要です。
    特殊環境で、特殊な医療機器による治療開始、検査機器の取り扱いを要求される場合があります。
    法神経外科、消化器外科、整形外科、循環器内科や心臓血管外科、神経内科、総合診療科と言う事もあります。
    一刻を争う患者さんの異変に気付き、異常早期発見対処が出来る冷静さと判断力を求められます。
    時に、お亡くなりになる患者さんもあります。
    その方の最期をみとる看護師として、その方へ敬意を払い尊厳を守る配慮が出来る、冷静さやクールさが必要ですが、思いやりある対応もとれる看護力も要求されます。
    医師、検査技師、各種コメディカルスタッフとの連携によりチーム医療、各種専門士とのコミュニケーションの橋渡し的役割が出来る対話力も必要です。
     

    まとめ

    救急外来看護師は、命を救う事を目的に力を発揮します。
    まさか、今命の危機にひんするとは思ってもみない患者さんが搬送されてきます。
    その方の精神的支援と、その関係者の精神的支援、高度で専門性ある卓越した判断力と実践力を求められます。
    緊迫感の中に、時に優しく言葉を掛けられる配慮できる看護師が救急外来には向いています。
    また、精神的プレッシャーと、困窮に対応できる持久力ある体力も必要となります。
    心の強さと、身体の健康さが長ければ勤まらない職場です。

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