看護師だって人間です。病気にもなるし、不調も起こします。
ストレス状態での肉体労働、残業に不規則勤務と病気になる要素は多くあります。
看護師に多くかかりやすい病気を理解する事で、その病気にならない対策をすることが大切です。
看護と言う仕事は、人の健康を預かる仕事です。自分自身が健康でなければ、なかなか人の健康に気を配ることもできません。
よって、今回は看護師に多い病気について理解しましょう。
うつ病
看護師に多い病気としてうつ病が挙げられます。
メンタルヘルスが訴えられるようになっていますが、職場での激務や人間関係、休暇の少ない環境や職場不適応、不規則勤務などから心の病を発症する看護師さんが多くいます。
また、新人看護師の適応障害や、新人看護師を教育するようになった看護師、職場の配属転換を命ぜられた看護師のうつ病やパニック障害、心身症も多くなっています。
また、身体の不調と違い、心の問題はそう簡単に人に話せる内容ではありません。その為に、辛さや苦しみを自分の中で抱え込み重症化するケースもあります。
解決策として、夜勤を一時中断してみたり、長期休暇を願い出る事が良いでしょう。それが難しい場合は、専門家の診断書を提出する事で事はスムーズに進みます。
人の体より、自分の体の方が大切です。自分の体が整ってこそ、真の看護が提供できるようになるのです。
感染症
患者さんの中には、感染症や伝染病にかかる患者さんが多くいます。ストレスや疲労により低下した免疫力となっている看護師は、その患者さんから病気を貰う事があります。
風邪、インフルエンザ、ノロウイルスなどが代表格です。
この他にも、B型肝炎、C型肝炎、怖い病気でHIVウイルスなどがあり、各医療機関は感染症予防対策を行っています。
夜勤や不規則な生活、ストレスによる抵抗力低下には注意が必要です。
乳がん
女性特有の疾患が、乳がんです。看護師=乳がんというイメージはないでしょうが、実は、看護師の乳がん罹患率は日勤のみの看護師や規則正しい生活をしている一般職の人々と比較すると1.8倍高くなります。夜勤専従看護師に至っては、2.9倍となるのです。
原因として、夜間の睡眠不足があります。睡眠と中には、メラトニンというホルモンが放出され、このメラトニンに乳がん抑制作用があると言われています。
夜勤や過酷勤務による睡眠不足、不眠症など、夜に十分の睡眠がとれないと、このがん細胞を抑制するホルモン分泌が低下し、がん細胞が暴れだしてしまうのです。
免疫向上のために
免疫力を高めるのは、十分な休息と睡眠、栄養の摂取が必要です。そして、リフレッシュによるストレス発散があります。
休息・睡眠は、その時間を確保する事、リフレッシュには自分の好きなことを行う時間をとる事や笑って喜びを感じながら時を過ごすことがあります。
しかし、一番難しいのは栄養ではないでしょうか。
免疫力を高めるには、発酵食品の摂取をしましょう。味噌、納豆、ヨーグルト、漬物など身近な食材があります。
まとめ
病気になると、仕事ができません。仕事が出来ないと収入が無く、生活をしていくことが困難となります。健康を保ち健康的に仕事、私生活を行う事が人々の充実です。
健康管理を行い、病気に負けない身体を作りましょう。