看護師だって、人間だ!!
いつも明るく、人に癒しや元気を与える「白衣の天使」ではいられません。
看護師の仕事とというのは、「キツイ」「キタナイ」「キケン」と言われ、そもそも看護師にはなりたくないと言う声もあります。また、看護師になりたくてなってみたものの、忙しさや、疲労、危険なことに出くわしたりして、「やはり向いていない」と看護師を辞めてしまうこともあります。
聞いてみましょう。実際の声を。
そして、これから看護師になろうとしている人は参考にしてみてください。
現役看護師さんは、ともに闘う看護師さんがいることを知り、明日への活力にしましょう。
看護師をして良かった事
看護師をしていてやりがいを感じることは人それぞれですが、患者さんからの一言、先輩からの評価、自分がしたことが成功した等、自分が頑張る活力になる事があります。
実際働く看護師さんは、どのような場面で「看護師をしていてよかった」と感じるのでしょうか。
それを知って、そのような場面が無いか振り返り、気づかなかった事に気づき、喜びとやりがいに気付いてみましょう。
- 退院する患者さんに感謝の言葉や手紙を貰った。
- 看護師さんみたいな人がお嫁さんになってくれたらいいな等と言う患者さんからの言葉。
- 友人、家族から健康や病気の相談を受け、なんか助言が出来た時に「やりがい」や「やってて良かった」と感じる。
- 夜勤は大変だけど、やった後に帰る時の解放感と達成感は異常な程で、辞められない。
- 退院の日にわざわざ挨拶に患者さんが来てくれた時の喜びが半端じゃない。
- 看護師の資格を持って専門職として働けている事自体がやりがい。
- 就職に困らない、最近は特に産休や育休等の保障がしっかりしていて、女が働きやすい環境が整っていると感じるようになった。
看護師として働く愚痴
- 夜勤で疲れている時に、車を運転して帰るのは命がけでしんどい。
- 患者さんの異変には気付けるのに、自分の子供の異変に気付けなかった時の衝撃、退職を考えた。
- なんで、近くに居るのナースコールを鳴らすのかとイラつく。
- 自然に退職できないかと、ふと考えてしまうことが多い。多分、精神的にかなり追いつめられている。
- 綺麗な退職方法は寿退社と考えるけど、婚活や恋愛の時間が無く、結婚までほどとおい。
- 患者さんには規則正しい生活等と偉そうに指導しているけれど、自分の生活はと言うと「不規則」「不摂生」と言うほかない。
- 煙草に癒しを求めてしまう。
- 委員会・勉強会・研修ばかりで嫌になる。プライベートの仕事でつぶれてしまう。
- 仕事に追われて、早歩き・早食いの癖がついて、私生活でも落ち着きがないように感じるのがいや。
- 自分の若い時と、現在の若い看護師の労働条件や子育てなどの支援を考えると羨ましくも感じ、時にイラつきや甘さを感じることがある。
看護師を辞めたくても辞められない理由
- やっぱり、給与が他の職種と比較すると多い。
- 看護師と言うだけで「おっ」と周囲を言わせる魅力がある。
- しんどくても、患者さんの励ましの言葉で思いとどまってしまう。
- 看護師という資格を取ったプライド、「看護師をしている」と言い続けたい。
- 子育てしながら働きやすい環境が整っている。
- 家庭と子供を守るために辞められない。
まとめ
看護師の魅力は、やはり患者さんとの関わりにより力を貰ったりすることではないでしょうか。患者さんに力を与えられた分、その方が健康を回復し退院していく時に挨拶や手紙なんかをくれた時の喜びは一入で、これからのモチベーションを高めてくれます。
実際、筆者自身も、全身熱傷で車イす生活となった患者さんが障害を受け入れ回復期リハビリテーションに転院する際に挨拶にきてくれた時は、「辞められない」と感じました。
また、看護師の大変な面としては、人間関係、勤務形態などから心身ともに疲弊してしまうと言うことではないでしょうか。
勤務中の張りつめた緊張感や、その後どっと来る疲労には何度も悩まされました。しかし、専門職として誇りを持って働ける看護師ですから、求められていると実感できるから、辞められないのが看護師と言う仕事ではないでしょうか。