ナースと言う職業は、今も昔も女性の憧れの職業です。
白衣の天使と言われる程、その魅力は今も絶大です。
ただ、あくまで憧れの職業であり、仕事内容に関しては、体力的にも精神的にも非常に大変なことが多く、特に精神的に苦労する部分は多いです。
ですので、精神的にかなりタフな方でないと、なかなか長期間続けていくことは難しいです。
実際、ナースが同じ医療機関で定年まで勤務していくと言うのはそれ程多くありません。
別な医療機関に転職するか、もしくは退職してしまうかです。
仕事内容に関してですが、例えば病院勤務のナースを例にとってみますと、病棟での勤務と外来での勤務、そして手術室での勤務の3種類に分類されます。
病棟での仕事内容
まず、病棟での勤務ですが、病棟には入院患者がいます。
入院患者の日常のお世話全般が主な仕事となります。
その中でも大変と言われるのが入浴介助です。
これは、特に高齢で体が不自由な方に対して行う事が多く、入浴全般をお手伝いすることになります。
女性のナースが男性の高齢者を入浴介助するとなると、体力的にとても大変です。
もちろん、2名体制で行う場合が多いのですが、それでもやはり大変な業務となります。
また、安全面にも気を配りつつの業務となりますので、この点では精神的にも非常にストレスを感じやすいと言えます。
そして、外来での仕事内容ですが、これは外来にきた患者の対応となります。
病院に行った事がある方なら、外来にいるナースを何度か見かけたことがあると思いますので、その仕事内容はある程度理解出来るでしょう。
手術室での仕事内容
そして、最後に手術室での仕事内容ですが、これは手術のサポートを専門に行うナースです。
手術の知識が必要となり、また外科の部類に入りますので、普段は通常の人が見る事は絶対にない場面を見る事となります。
こちらも精神的にタフで無ければなかなか継続していく事は出来ない業務内容となります。
このように、ナースの仕事内容と言うのは、非常に専門的かつ負担の多いものとなります。
給料水準は高め
その分、給料に関してですが、一般的なOLに比べて給料水準は高めとはなっています。
しかし、一般の事務に比べて非常に負担の多い仕事です。
平均給料はキャリアにもよりますが、年収で500万前後と言われます。
これは、一般の男性サラリーマンの平均年収よりは上となってはいますが、仕事内容を考えれば、もう少し給料水準をあげないと、今後さらに進む高齢化社会において、ナースの数が足りないと言う状況に陥る可能性も高くなりますので国としての何かしらの対策が必要になってきます。