看護師として新規入社、中途入社、どちらにしても後入りの職員は何かと気を遣うものです。その職場になれるより、苦戦するのが先輩や上司といった人間関係に慣れることです。
業務を知る上で教育を受けなければならないのが新入職員です。教えてもらう立場である為、嫌われてしまっては業務やその後の仕事に差し支えが出ます。
女の多い職場には、対立、グループ化、仲の善し悪しがあって不自然ではありません。この人間関係になれることが、今後の働きやすさに影響します。では、この難しい人間関係の克服法について学んでいきましょう。
最初が肝心、第一印象で決まる人間関係
初めの印象が悪いと、なかなか職場の人々も「この新人さんとっつきにくい」と感じ、嫌煙される原因となります。これを防ぐためには、まず、自己紹介でしっかりと好印象を与えることです。笑顔で、ハキハキと、伝えなければいけない名前、経歴、意欲を伝えることが必要です。
もし、経験者や中途採用者である場合、経歴を紹介することがあるでしょうが、それを大きく言っては相手の勘に触ることがあります。看護師さんは、国家試験保有者、実績重視の現場、技術職、専門職という職業柄、プライドを持って働いている職員ばかりです。
この中で、自慢や自分を評価する発言が聞かれる自己紹介である場合、反感や受け入れたくないという心理にさせてしまうことがあります。意地悪と重いかもしれませんが、それが事実、現実です。
自分の経歴はさらっと、これからの意欲と、教えてもらうという姿勢を出すことが好印象の秘訣かもしれません。
組織としての役割
上司、先輩は怖いと思うかもしれません。苦手、話しかけにくいと感じるかもしれません。しかし、管理職は職場が慣れにおぼれることが無いよう注意している存在です。厳しい目で見るのは当然です。
教育者や現任職員については、本当に怖いのでしょうか?あなたに育ってほしいから、あえて厳しく接してはいませんか?厳しさの奥に、実は愛情がある場合があります。自分の必要な知識、技術が身について来た時、少しずつ態度は変わっていませんか?
信頼し、自分を理解してもらえるようになった時、空気や風当たりが寛解することがあります。組織の中の役割のせいで、厳しくせざるを得ない場合もあります。
自らの成長
実は、新人いじめがあると看護師業界では言われています。新人いじめによりうつ病や心身症になり休職せざるを得なくなった看護師もいます。
少し粘ってみてください。そこに必要な看護技術や知識を蓄えた時、きっと周囲は嫌がらせをやめるはずです。また、止めてくれなかったとしても、自分の技術と知識が備わってくれば、患者さんが味方をしてくれます。
患者さんから信頼を得られれば、やりがいを感じ、いじめを取っ払うことが出来ますね。
最後に
どんな努力をしても受け入れられない、人間関係が困難、このままでは看護が嫌いになりそうという場合は、転職を考えてもいいでしょう。しかし、せっかく入職させてもらえた職場です。どこにいっても看護師の人間関係に悩むことは考えられる為、少し頑張ってみて周りからの信頼を得て受け入れてもらえるように努力することがお勧めです。
人間関係が怖いとは、苦手意識が先行している場合があります。自分が心を開かなければ、周りに心を開いて貰えません。周りを変えることはできません、自分が変わることが重要です。
逃げ道はいつでも用意されています。ここで人間関係克服のチャンスと思ってみてください。