看護師は、むくみに悩んでいる人が多くいます。足がむくんでいると、だるさや倦怠感につながりますよね。
今回はそんな看護師とむくみの関係についてお話します。
なぜ看護師はむくみやすいの?
むくみの原因は、リンパの流れが悪くなり、余分な水分がたまってしまうことです。
リンパにはポンプ機能がなく、筋肉がその役割を果たしています。そのため、男性よりも筋力が少ない女性は特にむくみに悩まされてしまうのです。
また、看護師の場合は業務上、長時間の立ち仕事が多くなるため、むくみやすいといえます。病棟のラウンドや患者さんへの対応などが仕事のほとんどなので、記録をする時間もありますが、立っていることがほとんどです。
加えて、走り回っていたりと休む時間はあまりありません。
そして、夜勤によりホルモンバランスの変化や間食による塩分摂取などもむくみに拍車をかけます。一度むくみやすくなると、セルライトとして体に残り、血流が悪くなることで、さらにむくみやすくなってしまいます。
やっている人が多いむくみ対策
このようなむくみのケアを自分で行っている看護師も少なくありません。
もっともポピュラーな対策は、着圧ストッキングです。
これは、ナース用の通信販売でもよく見かけますが、ストッキングがポンプ機能の役割を担ってくれるので、リンパが静脈にもどりやすくなるのです。
一方、サイズが合っていないとさらにむくんでしまうという側面も持っていますから注意が必要です。
また、自分で行うことができる対策としては、適度な水分補給と減塩、マッサージです。
看護師は忙しくなかなか休憩時間も長くとれません。しかし、業務の合間に水分を少しずつとるようにすることは、むくみ予防にも健康を維持する上でも必要です。
また、夜勤時にスナック菓子などはつままず、野菜にして空腹を満たすということもむくみの対策となります。
むくみが続くとどうなるの?
むくみが続いた状態では、余分な水分が脂肪や老廃物と結びつきセルライトとして体に蓄積されていきます。セルライトは血管を圧迫し血流を悪くすることでさらなるむくみをよび、見た目も悪く、健康にも悪影響を与えてしまいます。
また、一度ついてしまうととりにくいという一面を持っているので、セルライトにならないよう注意が必要です。
自分のむくみの原因をよく知った上で、自分ができる範囲での対策をとることをお勧めします。
最近では、エステでケアをしている看護師も少なくありませんが、自分でマッサージをしても効果は得られます。根気強くむくみ対策をしていきましょう。