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    何故看護師を目指すのか

    看護学校入学時、就職の面接時、友人知人との会話の中など、よく話されるのが、「どうして看護師になろうと思った」ということです。

    長年看護師を続けていると、そんな気持ちも忘れてしまい、日々の生活のなれから面白みや刺激を受けにくくなり、看護師としての成長を留めてしまうことがあります。

    それを阻止するために、時々このことを自分に問い、初心を思い返して気持ちを律する必要があります。

    では、もう一度あの時の気持ちに戻ってみましょう。
    あなたは、何故看護師を目指したのですか?

    看護師になろうと思った理由

    • 白衣の天使に憧れて
    • 小さいころに、図書館でナイチンゲールの本を読んで、ナイチンゲールのような人間になりたいと思った
    • 病弱で、よく病院にお世話になっていたから
    • 人々の役に立ちたい
    • 社会貢献したい
    • 世界で活躍できるような人間になりたい
    • 就職に困らないし、収入が安定している
    • 多く収入を得たい
    • 家族を養うために
    • 医師など高所得者と結婚がしたい

    看護師と言う職業は、人間性的な憧れや魅力と、収入や生活に関しての魅力を感じてこの職業を選択する場合があるようです。

    看護師に必要なこと

    どんなに好給与でも割り切れないこと、どんなに収入が良くてもこの世界に飛び込めないこと、どんなに看護師についてよい印象でも耐えられないという状況もあります。

    それが理由で、実際看護師を始めても退職や転職を考える人もいます。

    • 優しさ、思いやりがあっても、人の死に向き合えない
    • 治療や検査、処置による出血や体液を見ることが怖い
    • どうしてもおむつ交換や排泄の介助に耐えられない
    • 患者さんや対人的な関わりが自分には向いていないことに気付いた
    • 不規則な生活に体が適応しない

    看護と言う仕事

    患者さん
    看護師の仕事は、肉体的に、精神的に社会的にも大変な仕事です。
    適応、順応する力が無ければ勤まらないし、人との協調性が無ければ成立しません。

    それより何より大切な事は、看護と言う仕事は、人と人とか関わり合う仕事です。

    患者さんはもちろんですが、患者さんの家族、親族、関係者、医師、他の看護師、看護助手、介護士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士、栄養士、管理栄養士、事務員、受付職員この他、多くの職員により病院は成立し、患者さんを中心としてチームを形成し人と人とが関わり合います。

    その為、コミュニケーションが大切、人と目を合わせて対話することが必要、人を理解しようとする気持ちが必要です。

    優しさ、思いやり、誠実な対応、寄り添う気持ちを持つ必要があります。

    やさしさ

    相手を理解しようとする心

    「痛い人には、どうして痛いのか、どんなふうにしたら痛いのか、どの程度いたいのか」

    「動けない人には、何故動けないのか、どこから悪いから動けないのか、情緒面が原因で動けないのか、どうしたら安楽に動くことが出来るか」

    「不安のある人には、何が不安なのか、不安に対して十分な説明を受けているのか、思いを表出する場面はあるのか」

    一例ですが、相手を思いやる気持ちを持って、「なぜ」「どうして」を大切にして患者さんと関わる必要があります。

    医療スタッフに対しても、医師が処置を行いやすいように準備をする、他の看護師が分かりやすいように申し送る、他職種の人が分かりやすいように密な報告、連絡、相談をすることも「やさしさ」の一つです。

    思いやり

    相手を思いやること
    何かをして、相手を楽にできるよう、方法を考えたり、確認したりしながら行為を行う。

    「呼吸が苦しい人には、どんな体勢が楽なのか、この体制が楽ならば、この枕を使って支えを作ろう」

    「飲み込みが難しい人には、食形態を変えるように栄養士さんにお願いしよう、ゆっくり嚥下が出来るよう飲み込み動作を十分に確認できるまで待とう、食事に対する希望を聞いてみよう」

    「辛い治療を長く続けている患者さんに、少し時間をとって話を聞いてストレスの具合を確認してみよう、ストレスが溜まらないよう何か希望が無いか確認してみよう、何か気分転換が出来ることがないか一緒に考えてみよう」

    患者さんの思いに寄り添い、気持ちを発散できる相手になることも看護師の仕事です。

    職員間でも、互いの仕事が円滑に進むよう調整を行ったり、相手の仕事の進捗状況を把握し、無理のないような依頼すべきこと、お願いしなければならないことを伝える。

    誠実な対応

    看護師は、患者さんや医療に携わる人に嘘をついてはいけません。
    正しく、正確に、襟を正した対応が必要です。

    「未告知の患者さんに対して、絶対に口を滑らせない、うすうすわかっている様子でも未告知を貫く、いろんな質問を投げかけられたときにも、統一した対応できちんと真摯に対応する(関わることから逃げない)」

    「間違いやヒヤリハットをした時に、きちんと報告する、してしまったことを納得できるように説明し了承を頂く、誠意ある謝罪を行う」

    「治療や検査に対して納得いかない患者さんに対して、納得いくまで説明を繰り返し、無理に強行するようなことをしない、何か不安があるのかをしっかりと傾聴し思いに寄り添う、もう一度検討し不必要であれば中止する」

    嘘をつくことに対して、少し疑問が残るかもしれません。嘘をつくことは告知しないことは嘘に繋がらないかと言われる人もいます。

    その内容を知って幸せかどうかという考えで、未告知は、家族や関係者の意向です。その方を良く分かっている人が、その患者さんの幸せを考えて知らない方が良いと判断したということです。

    そう方針を決めたのであれば、それを実行し何があっても悟られないようにすることが、ここの部分の誠実さです。

    時に悟ってしまって、詰め寄ってくる患者さんに対し逃げたくなる看護師もいます。ですが、それを差し置いて、しっかり向き合い話を聞くことも大切です。

    原点回帰

    前述のような看護師としての大切な心積もりが大切です。

    しかし、看護師をしている時、時折「何故自分は看護師をしているのか」「看護師が向いていないのではないか」と悩む時があります。
    人間だから落ち込むこと、失敗すること、壁にぶるかることがあります。

    そんな時、「なぜ看護師になろうと思ったのか」原点に帰ってみてください。

    「そういえば、こんな看護師になりたかったんだ」と思いだすと、またそこを目指して歩き始めることが出来ます。

    日々のマンネリにより、心が慣れ合い刺激を失い時があります。


    初心は大切です。どうして看護師になろうと思ったのかを問い続け、自分を奮起することが能力アップやモチベーション維持に必要です。

    何故看護師をしているのかわからなくなった時、それは、もう一度自分がレベルアップするためのチャンスかもしれません。

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