ナースウォッチの使い方や機能を知っているでしょうか。
ウォッチと言っても、普通の時計ではありません。
時間の確認が重要な看護師にとっては、重要で便利なアイテムです。
ナースウォッチとは
もちろんその名前のとおり看護師が使いやすいように、看護師のために作られた時計です。
別に、他の人が使っても全く問題はないのですが、必ずしも使いやすいとは言えないかもしれません。
また逆に、看護師であっても絶対になくてはならない、これなしでは仕事ができないといった性質のものではありません。
他のタイプのウォッチを使っている看護師も多くいます。
ナースウォッチの見た目の特徴
まず見た目ですが、いわゆる腕時計ではありません。腕にはめることができるバンドはついておらず、昔でいうところの懐中時計のようになっています。そして、首からぶら下げて使うことができるようにチェーンがついています。
腕時計ではない理由は、看護師は手指を消毒しなければならないことが多いです。
手首まで、場合によっては腕まで消毒する場合も珍しくありません。その際、腕に時計をはめていると邪魔になるからというのが理由です。
もう一つ、ナースウォッチには見ただけで明らかに分かる特徴があります。
それは、チェーンの位置と12時の位置の関係です。普通に考えれば、チェーンで時計を吊り下げたときに12時の位置が上にくるのが自然であるように思えます。
ところが実際にはそうではありません。吊り下げると、12時の位置ではなく6時の位置が上にきます。つまり、首から下げた状態では文字盤が上下さかさまになっているのです。
これはなぜかというと、要は吊り下げた状態で時計を見ることは想定されていなくて、持ち上げて時計を見ることが想定されているからです。その場合、分かると思いますが、6時位置で吊り下げられていると、持ち上げたときにはちょうど12時位置が上にくるようになり、さっと時刻を確認できるわけです。
ナースウォッチの機能と使い方
ナースウォッチの特徴はこれだけではありません。ナースウォッチならではの機能がありますから、使い方を覚えておきましょう。
それは、脈拍数計算尺です。
この時計の文字盤には普通の時刻目盛以外に、12時位置から目盛が打たれていて、6分のところに150、10分のところに90、15分のところに60などと書かれているはずです。
これを使って、秒針が0秒のときから脈拍を数えはじめ、15拍打つのにかかった秒数のところの目盛を読めば、それが1分間の心拍数を表すようになっているのです。
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