病棟勤務の看護師は夜勤により、生活リズムや食生活が乱れていることがほとんどです。しかし、このような生活や食生活はお肌に良くありません。
今回は、病棟看護師のスキンケアで注意したいことをまとめます。
夜勤で眠れないことによるお肌への負担
夜勤をしているとお肌の調子が悪くなるという人は少なくありません。しかし、具体的にどのようなことが負担になっているか、省みる人は少ないでしょう。夜勤がお肌に与える負担は、大きくわけて3つあります。
1つは、生活リズムの乱れです。
人は睡眠時に成長ホルモンをはじめとする、健康や美容を維持するために必要なホルモンが分泌されています。特に22時から2時の間に分泌されますが、夜勤で眠れないことによってホルモンが分泌されません。
そのため、通常は睡眠時に行われている細胞の修復を行うことができないのです。しかし、仮眠以外の時間で眠ることはできませんから、ある意味仕方のないこと。
対策は、夜勤時ではなく日勤時に22時から2時の間までの睡眠を大目にとることです。夜勤のときに細胞を修復できない分、普段の生活でしっかりとお肌をいたわりましょう。
夜勤による食生活の乱れ
2つめのお肌への負担は、食生活の乱れです。
夜勤時は、一晩中起きているためおなかがすいてしまいます。多くの夜勤者は、夜間にお菓子や軽食をつまんでいますが、これは良くありません。
特に脂肪分や糖質の多いスナック菓子は、皮脂の分泌を促し毛穴を詰まりやすくします。加えて、病院内は乾燥しているところも多く、このような要因が重なって吹き出物ができやすくなることもあります。
対策としては、夜勤時の間食の内容をかえることです。食べないのがベストですが、どうしても活動するためにおなかはすいてしまいます。野菜や果物など、消化が良く脂質や糖質の低いものにしましょう。
化粧によるお肌への負担
3つめは、化粧です。
一晩中化粧をしていることによって、毛穴の詰まる原因となります。
しかし、病院によってはすっぴんはNGというところもあるでしょう。そのような場合は、ファンデーションの質をかえるとよいです。
夜勤時は、お肌への負担が少ないミネラルファンデーションを使用したり、おしろい等で薄化粧をすると良いです。
このように夜勤をする際には、お肌への影響とその対策を知っておくと良いです。いつまでも美しくいるためには、日々の努力が欠かせません。