夜勤のせいで疲れが取れない、でも夜勤しているから仕方ないと諦めている看護師さんは多いです。
仕方なくなんかありません!!睡眠不足や疲労の蓄積は、体の疲れのみではなく、健康状態の悪化、精神的不安定、自律神経失調など、諸々の不調を来たします。
今は、仕方ないですむことかもしれませんが、今後、何年、何十年と看護師の仕事をしていく上で、「仕方ない」では済まない状況になりかねません。では、ちょっとした工夫で、夜勤の疲れが軽くなる、睡眠不足が解消されるとなると試したいとは思いませんか?
睡眠不足解消法について考えてみましょう。
眠気のサイクル
眠気を感じるには、体温が下がるといった状況に身体が陥ることが必要です。
人は、午後から夕方にかけて体温がピークに達します。そこから徐々に下がり、夜の睡眠体制に入ります。一度、お風呂に入り再度体温が上昇することがありますが、そのまま体温は下降し、容易に睡眠に入れるように身体は体温下降体制に入ります。
夜勤明け、太陽は上昇中です。この日の光を浴びながら帰宅すると、体温は上昇し、夜勤で疲れた体は睡眠や休息を求めていますが、身体は気集う体制となり体温が上昇します。
身体の求める睡眠状況と、昼間と言う環境の不一致から睡眠サイクルは狂ってしまいます。
睡眠に必要なホルモン、睡眠に深く関与するホルモンとして「メラトニン」があります。これを正常に分泌させることが安眠、休息に大切なことなのです。
メラトニンと睡眠の関係
脳を睡眠へ持っていくホルモンが「メラトニン」であることが分かりました。
夜勤中、本当であれば電気を消して眠っている時間に、蛍光灯や電灯の光を受け、体は活動体制に入ります。
光を受けることによりメラトニン分泌が減少し、睡眠不足となるのです。
睡眠を取り戻せ!!
どうにもならない時、「メラトニンサプリ」っが販売されています。これを服用することで睡眠を促すことが出来ます。
(それより先にトライ)
- 夜勤退社時、サングラスや帽子で外の光を遮断
- 帰宅したら、遮光カーテン、厚手のカーテンで昼間の光を遮断
- 帰宅後、まず3~4時間の睡眠をとり体のリズムを回復させる
- 午後の睡魔には、10分~20分の仮眠で対応
- 仮眠や睡眠から覚めたら、カフェイン、光を浴びる、軽い運動で身体を覚醒させる
※午後2時までに起きなければ、夜間の睡眠に支障が出るため注意!!
最後に
夜勤の後の睡眠不足に対しては、諦めないでください。長く看護師生活を続けるためには、夜勤による疲れを如何に回復させ、私生活や日々の業務に疲れを残さないことが大切です。
健康管理は、仕事以外の私生活の充実にも必要です。まずは、一度お試しあれ。