何気ない動作により「グキッと」腰を痛めたり、患者さんを移乗や移動している時に腰をひねって痛みが生じることが多々あります。その痛みは、すぐに治ればいいのですが、なかなか治らず、一度痛めたために元に戻らない事もあります。
また、良くならないのに、仕事がある為に同じような動作を繰り返し、治癒しない事もあります。
看護職で腰痛を訴える人々は60%を越えると言われています。
今回は、腰痛の原因と対策についてまとめてみます。
腰痛の原因
患者さんの移動や移乗、看護ケアや処置による無理な姿勢や体制を継続する事により筋肉、骨、関節への負担をかけます。また、精神的ストレスや生活習慣のゆがみ、不規則な生活も腰痛の原因と言われています。
冷え性、自律神経の失調も、腰痛に関与していると最近では言われています。
・仕事による腰痛
中腰姿勢、物や人を抱える、何かを支える、重たいのもを持ったり移動させたりする、軽くても何度も何度も何かを動かすなど実際に腰に負担をかけています。
・ストレス
人間関係(医師、上司、先輩看護師や同僚・後輩看護師、患者さん、患者さんの家族や関係者、他のメディカルスタッフなど)、クレーム処理、過酷勤務の不満などの精神的ストレスがあります。
・不規則勤務
夜勤や交代勤務による生活リズムの乱れは、自律神経を崩壊し、身体の恒常性の維持が困難となる事もあります。このような状況下で睡眠不足となっているのに、自律神経が悪くなる事で、より一層の不眠状態、引いては鬱状態を呈する事があります。
・疲れ、倦怠感、回復しない疲労
疲れはどんどん蓄積します。蓄積する前に対処し、発散する必要がありますが、なかなかその様な時間がとれません。その為に、免疫力や治癒力の低下を来たし、腰痛に立ち向かう力を無くすのです。
腰痛対策
- コルセットや腰痛ベルトの着用(自分に合った特注のものが最適)
- 腕のいい整体やカイロプラティックの受診(腕が良くないと悪化の恐れあり)
- 病院受診による物療やリハビリテーション
- 転職
腰痛ストレッチ
運動であれば、ウォーキングがお勧めです。しかし、仕事でしっかり歩いているのに、家でも歩くのは嫌と言う人も多いでしょう。
そこで、腰痛ストレッチを伝授。
仰向けになり、片足を胸に手繰り寄せ抱え込むポーズをとります。片足ずつ20秒行ってください。そして、次に両足を抱えてまた20秒数えます。
少しは楽になりましたか?
入浴後のストレッチが身体の筋肉が解れている為有効です。
まとめ
入浴による血流促進効果も腰痛予防となります。また、被服は貸与となる職場が多いでしょうが、出来るならパンツタイプで動きやすい被服が良いでしょう。
自分の腰も労わりながら長く看護師生活を続けたいものです。