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    これさえ知っていれば大丈夫!心電図検査のとり方【看護師の基本】

    転職や異動を機に、心電図をとる機会が増えることもあります。
    「学生時代に習ったけど、どうだっけ・・・?」と思う人は少なくありません。
    今回は、心電図検査についてまとめます。

    心電図検査のポイント

    学生時代、「せきぐちくん」や「あきよしくみこ」と覚えた人も多い電極のつけ方ですが、つける場所と順番も大切です。ゴロだけが頭の中に残っていて、とり方がわからないという人はもう一度ポイントをおさえておきましょう。

    まずは、心電図の機械を立ち上げて、ID入力などをして準備をします。
    操作は機械によって違うのでここでは省きます。

    次に電極をつける皮膚をアルコール綿などでふき取ります。
    アルコール綿が禁止の人へは、ヘキシジンを使用しましょう。

    両手足首の内側、電極をつける胸部をさっと拭きます。
    そして、いよいよ電極をつけますが、まずは右足首からです。
    右足首につけるのは、黒色のアースとよばれるものです。アースは最初につけて、最後に外すと覚えておくと良いでしょう。

    残りは、どの順番でつけても構いません。

    電極のつけ方

    看護師
    手足の電極のつけ方は簡単です。
    クリップのように電極のついている部分があたるようにつけていきます。
    色は右手、左手、左足、右足の順に「あきみちゃん」と覚えましょう。右手に赤、左手に黄色、左足に緑、右足に黒です。

    胸部の電極は、「せきぐちくん」「あきよしくみこ」でおなじみの、赤、黄色、緑、茶色、黒、紫の順番です。第四肋間胸骨右縁、第四肋間胸骨左縁、黄色と茶色の間、第五肋間と左鎖骨中央線の交点、左前腋窩線上の茶色と同じ高さ、左中腋窩線上の茶色と同じ高さにつけていきます。

    あれ?と思ったら

    電極をつけると心電図がでてきます。
    ノイズや筋の上にのっていると正しく波形がでないこともあるので、患者さんには静かに横になってもらい、心を落ち着かせるよう促します。

    また、筋に乗っているときは電極をずらすと良いでしょう。
    登録する前に波形を確認すると安心です。

    慣れないうちは電極をつける部分がわかりにくいかもしれません。
    しかし、慣れるとすぐにつけることができます。

    心電図はその場で、正常波形なのか異常波形なのか表示されるものもあります。
    もしも異常な波形がでたときは、落ち着いて電極を確認して、心配なら2回記録すると良いでしょう。

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