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    看護師の仕事【医療と介護の仕事内容違いについて】

    看護師における医療と介護の仕事の最大の違いと戸惑うことは、行う事は同じでも決められているルールが根本的に異なり、しなければいけないことが違うことです。

    では、具体的に違いを確認してみましょう。

    診療報酬と介護報酬の算定の違い

    医療における看護師の仕事では、その提供は診療報酬という形で包括として医療機関に支払われます。人数の配置などについても同じで、看護師が提供する医療の補助行為に対して特別に診療報酬が支払われるということにはなりません。

    一方、介護保険の場合では、看護師が配置された場合における報酬という点では同じですが、一方で実際に提供を行ったことで支払われるという点が挙げられます。

    また、訪問看護のように主治医との連携も必要で、しかも全てを文書で行わなければならないことも多くなっています。その文書の取り扱い数が医療とは比較にならないほど多くなっており、文書に追われる仕事とも揶揄される状況です。

    医療ですべきことと介護との違い

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    医療ではカルテなどにも記載を行いますが、より大切なことは実際の医療行為の方になります。一方、介護保険では実際に提供を行った介護保険サービスも重要ですが、その提供をした事柄をしっかりと記録に残すことが求められます。

    すなわち、サービス提供だけではなくその後の記録を取るメモも重要視されるわけです。
    この点が不十分な場合には、実際に提供をしたのかどうかを指導監督権限を有する行政機関に疑われることに繋がってしまうわけです。

    費用面での請求でもルールの違いは多数あり、そのことも事業所運営にとって非常に重要なことですから、疎かには出来ません。行政による指導も多い場合で年に1回程度ありますし、事業所が全て集まって聞く集団指導の他に、行政マンが直接指導に来る実地指導も存在しています。

    介護では連携が求められます

    サービス提供を行う人及び事業所が複数存在しうる介護保険サービスでは、ケアマネジャーによるサービス担当者会議が頻繁に行われます。この出席も看護師にとって重要な仕事の一つです。利用者の状態及び今後をどうするかをみんなで話し合っていくことで、よりよいケアの提供に繋げていきます。

    このことが医療との最大の違いと言っても過言ではありません。
    サービス提供を行うみんなが協力して、利用者の在宅にしろ施設にしろ、いずれの生活でも楽にしていこうという発想が根底にはあります。全く異なるサービス提供者がみんなで協力をしていくという発想がある点が最大の違いとなります。

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