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    消化器科病棟は魅力がいっぱい

    病棟には色々ありますが、看護師として働いてみなければわからないこともたくさんあります。今回は、消化器科病棟の魅力について紹介します。
     

    消化器科病棟ってどんなところ

    消化器科というと、どういうイメージがあるでしょうか。

    消化器は人間が食べたり飲んだりして排泄するまでにかかわる体の臓器です。
    口から食べた物は、食道を通って胃に到達し、十二指腸から小腸を通過して大腸を経て肛門から排泄します。

    そのため、なんとなく人と会話するときに触れてはいけないようなイメージを持っている方もいるかもしれません。

    しかし、消化器科病棟は人の生死にかかわるそれらの消化器科の病気を扱っています。急性期と慢性期のちょうど中間くらいの病棟だとイメージすると良いです。

    循環器科のようにすぐに急変して容態が変化することは少ないですが、ずっと病棟で体調の管理をするような慢性期とも少し違います。

    消化器科病棟にはこんな患者さんがいます

    消化器科病棟で取り扱っている病気は、主に胃や大腸などの消化器官のがんや、潰瘍性大腸炎やクローン病などの難病、イレウスや大腸憩室などです。

    また、肝臓やすい臓などを取り扱う消化器科病棟では、肝硬変や肝臓がん、すい臓がんなどの患者さんをみています。

    消化器科病棟の特徴

    カルテをみる看護師
    消化器科病棟は、他の科では行わない検査を学ぶことができます。
    例えば、内視鏡検査です。

    胃や大腸に機械を入れて中をみていくといった検査ですが、消化器科でなければ行うことがほとんどありません。

    内視鏡検査を行う場所は、内視鏡室など専門の機械が整ったところなので、病棟で勤務する際には直接様子をみることは少ないですが、その結果や写真はカルテにのります。そのため、ポリープや潰瘍、がんなどの写真を直接みることができるので、患者さんの体の中でどのような状態になっているのかを把握しやすいです。

    また、カプセル内視鏡といった検査も特殊です。患者さんにカプセルを飲んでもらい、カプセルが自動的に体の中を撮影していくというもの。病棟ではカプセルがしっかり排泄されたか確認などを行います。

    一方、看護ではがんをはじめ様々な消化器の疾患を取り扱います。そのため、抗がん剤の知識がついたり、チューブ類の管理やマーゲンチューブ挿入といったスキルが身に付きます。


    このように消化器科病棟では、特殊な検査をみることができる上、疾患の知識だけではなく、様々なスキルをみがくことのできる魅力の多い病棟です。

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