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    看護の対象は患者さんだけではありません

    看護師というと病院で患者さんのお世話をするというイメージがありますが、看護師が活躍できる場所は、病院だけではありません。健康な人を対象にした予防医学という分野で活躍している看護師もいます。
     

    健康な人を対象にしている予防医学という分野があります

    予防医学というと難しい言葉に聞こえますが、これは人間ドックや健康診断という言葉に置き換えると想像しやすくなります。

    健康な人に対して様々な検査を行うことによって、病気をより早く発見することや、検査の結果をみて指導することで、人間ドックや健康診断を受けた人がより健康になれるようお手伝いをすることです。

    こんな人に向いてます

    医師のサポート
    このように健康な人を対象にした予防医学での看護師の役割は大きく3つあります。

    1つめは、検査を行うことです。

    人間ドックでは全身に異常がないかを調べるために様々な検査を行いますが、看護師は採血や眼底検査、身体計測などの検査を実施することが多いです。

    もちろんすべての検査を看護師が行うわけではありません。胸部レントゲン検査や胃バリウム検査などの放射線に関する検査は放射線技師が行い、腹部エコー検査や呼吸機能検査、心電図検査などは臨床検査技師が行うことが多いです。どの職種がどのような検査を行うかは、それぞれの施設で異なります。

    2つめの看護師の役割は、医師の手助けを行うことです。

    例えば、人間ドックや健康診断には必ず診察がありますが、医師が診察をする際に必要な書類をそろえることや、受診者さんの介助を行います。また、人間ドックで胃内視鏡検査を行っているような施設では、医師が行う胃内視鏡検査の介助につきます。

    そして、3つめは人間ドックや健康診断の結果から、受診者さんがより健康になれるように指導を行うことです。

    健康相談というかたちで行っている施設が多いですが、人間ドックの結果の説明や受診者さんの健康に関する相談をうけます。

    こんな人に向いてます

    このような予防医学は、一般的に日中行っているので夜勤業務がありません。
    そのため、看護師としては働きたいけど夜勤が苦手という人には向いています。

    また、健康な人を対象としているので介護をする機会が少ないです。まれに、体の不自由な人が受診者さんとしてやってくることもありますが、基本的には自分で動ける人ばかりです。

    そのため、介護のスキルに自信がない人でも活躍することができます。
    一方、採血などの検査業務をひたすらやりたいという人にも人気のある分野です。


    このように病院だけではなく、看護師が活躍できる場所は予防医学にもあります。
    夜勤や介護が苦手で、検査をひたすら行いたいという人には、予防医学がおすすめです。

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