国家試験に合格しなければ、看護師として働くことができません。そのため、国家試験は看護師を志す人にとって、必ず通る道となります。
今回は、看護師を目指す人へ国家試験対策のひとつを紹介します。
国家試験への勉強は学生の後半からはじめるのがベター
看護師は国家試験に合格して免許を得ることでなれますが、その勉強は必ずしも早くから始めた方が良いというわけではありません。もちろん、日々の座学や単位をもらうために必要なテストには、しっかりと勉強して挑まなければいけません。
しかし、国家試験対策はある程度それらの基礎がついて、病院実習も経験してからの方が良いです。
なぜなら、基本的な知識と病院実習で経験してきたことが結びつくことで、知識が身に付きやすいからです。
国家試験対策には過去問集が必須です
国家試験に挑むにあたって、専門書が必要となります。
学校の授業で使用する教科書だけでは、不十分なこともあります。そのため、自分にあった専門書を選ぶようにしましょう。
書店には多くの看護師国家試験に向けた専門書を取り扱っています。過去問集やゴロで覚える参考書、病気の機序からしっかりと解説してくれる専門書などさまざまです。また、CD-ROMが付属しており、パソコンで視聴できるものなども売られています。
このようにいろいろな専門書があると、どれを買おうか迷ってしまうものです。しかし、必ず持っておきたいものは過去問集です。
なぜなら、過去問を解くことによって、過去の傾向や国家試験の雰囲気を知ることができるからです。また、過去に何度も出題されている問題もあるので、過去問は必ずおさえておかなければいけません。過去問の解説だけでは理解できないところは、その他の専門書で補うようにすると良いです。
自分に合った勉強法を確立させよう
しかし、いきなり過去問を解いてもわからないことだらけでやる気がおきないという人も少なくありません。そのような人に向いているのは、最初から過去問を解くのではなく、一通り勉強してから過去問に挑むというスタイルです。
例えば、専門書の中には消化器や呼吸器などの診療科目をほぼすべて網羅できるものも売られています。
このような専門書がひとつあると、それに教科書や自分で覚えたことを書き込み、自分だけの専門書を作るという方法が良いです。自分で書き込むことによって専門書への愛着がわき、勉強も楽しくなります。また、過去問集や模試とあわせて使用するとさらに良いです。
国家試験対策は、学校での座学や病院実習を経験してからはじめる方が知識として蓄えられやすいといえます。
また、国家試験対策には専門書が必要で、過去問を解くことや、自分だけの専門書を作ることによって、勉強しやすくなります。