看護師は毎日複数の患者さんを受け持ち、その命を預かります。また、時間でやっていかなければいけない業務もたくさんあるため、しっかりとスケジュールを管理しておくことが重要です。
看護師を目指す人はこのことを知っておくと、看護師になったときだけではなく、日常や病院実習でもつかえます。
仕事の質はスケジュールの管理で決まる
仕事はひとつひとつ、しっかりと行っていくことが大切です。特に医療の現場では、患者さんの命を預かっているため、気を緩めることはできません。
しかし、ひとつひとつの仕事に気を取られ、大事な用事を忘れてしまっては元も子もありません。そのため、仕事をしていく上ではスケジュールの管理が大変重要です。
看護師における仕事のスケジュールの例
看護師のスケジュールは時系列に必要事項をメモしている人が多いです。
例えば、9時にAさんの時間指定の点滴を行い、11時にBさんの入浴介助、14時には病棟カンファレンスに参加するといったように、必ず時間を守らなければいけない用事は、自分の持ち歩く板にしっかりと書き記しておくことで、仕事のミスを減らせます。
一方、時間の指定がないものは、自分で予定を組み立てることによって、スムーズに仕事をしていくことができます。
例えば、Cさんに清拭タオルを渡すということは、Cさんに予定がない限りいつでもできます。そのため、このような場合にはCさんとスケジュールの確認を行いながら、何時に持っていくか相談すると良いです。
患者さんの頼みごとを忘れないようにする
しかし、スケジュールを計画していてもイレギュラーなことも発生します。
例えば、患者さんからの頼みごとです。患者さんに「いつでもいいから清拭タオルを貸してください」と言われた場合、「いつでもいいから後でやろう」と思っていると、うっかり忘れてしまうことがあります。
患者さんとの約束事を守ることができないと、信頼関係が失われてしまいます。そのため、このようなイレギュラーなこともしっかりと板に書き記し、忘れないようにすることが大切です。
自信がないときはタイマーを携帯しよう
もしも板を持ち歩いていなかったり、書き記したけれど忘れてしまうという場合には、タイマーを持ち歩くと便利です。タイマーがなったときに用事を思い出せる上に、何か他の処置をしていても理由を言って抜け出すことができます。
このように仕事ではスケジュール管理が大切ですが、特に看護師においては患者さんの命や信頼関係の構築のために、欠かすことのできないものです。
スケジュールを板に書き記すことやタイマーを設置するなどして、スケジュールを忘れないようにしましょう。