新人看護師研修が終わり、ホッとする頃、あなたの接遇や姿勢は、入職時とそう変わったでしょうか?マナー、ルール、倫理、尊厳などの看護師の基本的姿勢を理解できたのではないでしょうか?
そして、専門職としての心得や立ち振る舞い、その行為による企業や病院の評価や周囲の目線など、あなたの行動や姿勢で病院や施設自体の味方を変えてしまう事もあります。
企業の顔としても大切となる看護師に求められる姿勢について復習しましょう。
言葉遣い
同僚、先輩、上司、医師、他の職種スタッフ、患者さんと幅広い年代、立場の人と関わる看護師業。節度ある対応を求められることとなります。
病院教育では、一昔前の見て覚えなさい、実践して覚えなさいという教育方針から、ほめて伸ばす、丁寧に手とり足とり教育するといった方法に変わってきています。
そのために、ついつい新人看護師がやってしまう事が、教育担当者や先輩に対して軽度が使えず、タメ口となってしまう事。
叱られても笑ってごまかす、重要なことと捉えない等の姿勢も見受けられます。
かわいがってもらえていると勘違いは禁物です。
社会人として、そしてなにより新人を教育してくれている先輩や上司、医師に敬意を払って敬語を使い必要があります。
また、患者さんにおいても、新人看護師は、病棟内で比較的受け持ちやすい患者さんを選択して看護にあたらせる職場が多くなります。患者さんの状態により異なりますが、日々の関わりから関係が砕けすぎて、敬語をつかわない、必要な説明を割愛する、行き慣れた患者さんのところばかり訪問する等と言った新人看護師もいます。
慣れ合いの看護をしてはいけません。
何かあった時に変化に気づけないと言う事になりかねません。患者さんと信頼関係を築くことは大切ですが、信頼関係を築くことと友達化してしまう事は違います。
学ぶこと
看護は生涯学習と言われています。
新人看護師として入職したのであれば、プロの看護師を目指して日々学んだことを振り返り、明日への糧とする、自分の経験値を上げる要素とすることが大切です。
日々教わったことを復習し、実力とできるよう学ぶ姿勢が大切です。
そして、解剖生理と基礎看護技術を併せて理解する事が重要です。
分からないことは、調べ、質問し、その日のうちに解決させる気持ちで仕事に臨むことが大切です。
前向きに
新卒の看護師の一番の魅力と言えば、若さとバイタリティです。
特に知識や技術が充実していなくとも、若さで乗り切れることも多々。
若いから失敗しても許されるなんてこともあります。
教わることに対して、真摯に受けとめ、叱られても「もう一度やらせてください」「見てください」と壁を破る勢いが大切です。
その気持ちがあれば、先輩たちも「積極的に頑張っている」と評価してくれて、教育に熱が入ります。
何があっても前向きに、受け止める姿勢を大切にしてください。
まとめ
病棟にもあらゆるジャンルの看護師さんがいます。
見習いたい人、見習いたくない人。
見極めてください。
そして、目標とする看護師さんを見つけて努力してください。
そうする事で、理想の看護師さんに一歩、二歩と近付けるでしょう。