看護学生の中には、病院実習中に倒れてしまう人もいます。
それは、手術や処置を見学しているときに起こりやすいですが、あらかじめそれらを予測し、倒れそうになった場合の対処法を覚えておきましょう。
倒れてしまう原因とは
倒れてしまう原因には、貧血や低血圧、神経性のものなどがありますが、精神的なものもあります。看護学生が手術や処置などを見学したときに倒れてしまうのは、精神的なものや貧血によるものなどが多いです。
特に生理中などには、貧血をきたしやすいので、より注意が必要です。
あらかじめ予測しておくことが大切
このように体調によっては、どのようなときでも倒れてしまう可能性があります。
貧血気味の人は鉄分を多く摂るようにして、貧血を予防しておくと良いです。
また、看護学生は受け持ち患者さんのスケジュールを把握しておき、はじめてみる手術や処置などでは、見学による精神的ストレスが大きくなると予測されるので、特に注意が必要です。
準備としては、患者さんに何が行われるかしっかり予測することが大切です。
例えば、胸腔穿刺を翌日に控えている場合には、どのような処置なのか、どのように行われるのかをあらかじめ知っておくことで、精神的なストレスを軽減することができます。
その処置をみて倒れるかどうかはそのときの体調にもよりますから、必ずはじめて見学するものに関しては予習しておくと良いです。
倒れそうになってしまったら
予習をしていても見学中に気分が悪くなったときに、一番大事なのは頑張らないことです。
少しでも気分が悪くなったら、すぐにしゃがんで倒れるのを防ぎましょう。もしも倒れてしまうと、倒れた本人が頭などを打って怪我をすることもある上、患者さんに必要な処置の道具が不潔になったり、患者さんに怪我を負わせてしまうなどの危険があるためです。
歩けるようであれば、近くの看護師などに声をかけて退出すると良いでしょう。
このように看護学生が病院実習で倒れてしまう原因は、精神的なものが大きいです。
そのため、あらかじめ見慣れない手術や処置に関しては、予習をしてストレスを軽減するよう心がけましょう。もしも倒れそうになってしまったら、自分や患者さんを守るために、すぐにしゃがんで転倒しないよう対処すると良いです。