看護師の国家資格を手に入れて働けるようになりたいと考えたら通信教育の活用を考えてみると良いでしょう。
そのためには条件をみたす必要がありますが、もともと条件を満たしていれば費用面でも時間面でもメリットがあります。専門学校に比べて良い点を理解しておきましょう。
国家資格の取得のために役立つ通信教育と条件
通信教育を利用することで国家資格を取得するには条件を満たさなければなりません。
准看護師としての資格を取得していて実務を行っていることがその基本となります。
以前は実務期間が10年以上必要とされていましたが、現在では7年に引き下げられており、将来的には5年にまで下げられる予定です。
これは通信教育では実務の訓練を行うことができないものの、十分に実務経験を持っていれば支障はないという考え方に基いています。
実際に准看護師は看護師とほとんど変わらない業務を現場で担っている場合が多いため、技術面に関して現場で支障が生じることはまずありません。知識面で不足している部分を補えば十分であり、そのための教育を施すために認められた方法となっています。
実際にかかる学費と期間
通信教育を利用して国家資格を得られるようにしようと考えたらかかる期間は2年間です。
定められたカリキュラムに従って学習を続けていくと、2年後には国家試験を受けて資格の取得が可能になります。
その間にかかる学費は学校によって多少の違いはありますが、およそ2年間で100万円前後となっているのが現状です。
働きながらでも学べるのがメリットであり、年間にすれば50万円程度のお金を工面するのは可能であるというケースが多いでしょう。
比較的安く資格の取得ができるのは魅力的な点です。
看護学校との費用と内容の違い
看護学校に通っても看護師の資格は取得できますが、実質的には大差があると理解しておきましょう。費用面で考えたら看護学校の場合には年間で100万円程度が一般的であり、働きながら夜間に行こうと考えると3年、仕事を辞めて昼間に行こうと考えると2年が必要になります。総額として100万円から200万円の費用の差が生じるのです。
また、内容の差を考えても大きな違いは実務実習を行えるかどうかであり、現場で経験を積んでいる准看護師にはそれほど大きなメリットはないでしょう。
そのように考えると時間面でも費用面でもメリットがある通信教育を選んで看護師資格を取得するのが賢明な判断なのです。