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    神経内科って、どんなところ?

    神経内科とは、どのような患者さんがどのような治療を行う診療科か理解していますか?この診療科に携わらなければ知らないことが多いでしょう。
    どのような疾患が対象で、どのような治療を行い、看護師hとして何が出来るのか少し気になります。
    神経内科の看護の特徴について学んでみましょう。

    ・神経内科の看護について
    神経内科では、神経疾患、脳疾患、脊髄疾患、神経系の筋障害などを対象とする診療科です。
    神経の障害や腫瘍や変形による神経圧迫が原因で、四肢や感覚器のしびれ、めまい、歩行の難しさ、痙攣、脱力感や身体を動かしにくい感覚、頭痛、物忘れ、呑みこみにくい、喋りにくい、物が二重に見える、精神的症状等あらゆる症状、その障害部位により全く異なった症状を呈するのが特徴です。
    一人一人症状や訴えが異なり、その一人一人に対応しなければなりません。

     

    神経内科看護師の仕事内容

    診療の補助、日常生活支援、精神的支援が重要となります。
    診療の補助による円滑な診察と治療により、早期に苦痛とストレスから解放させることは必要です。
    体が不自由となる患者さんが多く、身体的健康管理以外にも日常生活支援が多く要されます。

    神経疾患は、徐々に進行する疾患や急激に悪化する疾患があります。
    その患者さんの疾患により必要とされるADL介助が必要です。
    また、これから徐々に進行していくであろうADLの低下に対し、残存機能の最大限の活用と進行を食い止めるための支援として、その人の力を適切に判断し、過介助にしないことも大切な支援です。

    神経疾患患者は、予後不安が多くあります。
    その患者に対して言葉と心を通わせ、疎通を図り、不安を軽減する関わりや希望や要求を知り、それを叶える事も大切な仕事です。
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    神経内科看護師の必要な力

    神経内科看護師には、コミュニケーション能力と、患者苦痛や悲痛を知り、それを何とかしようとする思いやりと優しさが必要です。
    長期入院や認知症、症状の悪化や進行を身にしみて感じている場合は、強い恐怖とストレスを感じています。
    看護師の温かい、癒しある対応で患者が勇気づけられることは多くあります。
    看護師として、思いやりある対応と寄り添う看護が要求されます。
    また、神経年病に関して、脳疾患に関しては、急変、状態変化が激しいと言う特徴があります。

    緊急時の対応を家族、本人と話し合い、その処置方法を迅速、冷静に、適切な判断のもと行われる力も要求されます。
    また、神経内科看護師には体力も要求されます。
    身体を上手く動かせない、絶対安静の患者のセルフケアの介助が必要な業務であり、移乗・清潔・排泄・体位変換・安楽支援などの体力を要する仕事が多くあります。
     

    まとめ

    神経内科の患者の特徴として、身体の状態が悪く、不安やストレスを抱え、厳しい精神状況となる場合があります。
    時に、看護師がそのストレスのはけ口となり、厳しい対応に心を悩ませたり、ショックを感じることがあります。

    しかし、その苦痛や悲痛に手厚く対処できた時、その患者さんは笑顔を取り戻します。
    看護師として、その人の要求を理解し、何とかしようとする姿勢があれば神経内科でも活躍できるでしょう。

    しかし、正しく理解しようとする姿勢が無ければ、「この病気になったことが無いから分からないでしょ」と患者さんに伝わらない苛立ちを訴えられる事もあります。
    必ず回復出来る現場ではないという認識が必要で、徐々に進行、回復を期待できない疾患もあります。

    複数の見慣れない疾患に体位出来るスキルを身に付けられるメリットもありますが、理解しにくい複雑な疾患や症例が多くあるのも神経内科の特徴です。

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