0歳児を受け入れる保育所には、看護師を置くことが義務付けられています。
よって、少人数ではありますが、保育所での看護師の求人がある事もあります。
子どもが好きで、看護が好きで、病院以外で働きたいとなれば保育所看護師がお勧めです。少子化が進む中、共働きで子供を預けて働きたい夫婦が増えています。
この事から、保育所での看護師求人が減る事はあまり無いと言えるでしょう。
では、そんな保育所の看護師の一日について理解していきましょう。
保育所看護師の役割
保育所は、子どもと触れ合い、子どのも成長を見守る、安全を確保しで養育するという場所であります。保護者から子どもを預かり、保護者に変わって責任を持って、安全に活動し健全な健康発達を促す仕事です。
看護師の仕事は、人をケアすることが中心です。しかし、保育所では、健全な発達の為に身体活動を活発に行うよう促し、安全に楽しく生活する場です。
保育所看護師の一日
来所時、保護者に状態を確認し、前日から来所前までの状態を確認します。
来所した乳幼児のバイタルサインをチェックし、健康状態を確認します。
保護者の記載した連絡帳に目を通し、異常が無いか、特記事項を確認します。
また、園児が怪我をしたり、熱を出したりした場合の手当てや看病を行い、保護者と連絡を取り、必要な時は病院に同行したり、保護者に迎えに来るよう連絡します。
園児とともに身体を動かし、遊び、食事をとり、休息や昼寝を促す等の活動と休息のバランスを考えて関わります。遊びや食事等を通して躾けを行い、自然と生きる力を養えるよう見守り、サポートをします。
園児には、定期的に小児科健診や歯科検診が行われます。その準備や進行、片づけ、その結果に基づく健康指導を保護者に行う事もあります。
衛生に関する対策も看護師が行い、乳幼児の感染症や伝染病予防、風邪やインフルエンザ対策、食中毒やO-157対策など、保育室、厨房、玩具などの衛生管理、害虫駆除の対策依頼などを行います。
もちろん、乳児のおむつ交換や沐浴、日光浴、活動なども一緒に行います。
発達段階がそれぞれの園児に対して、各年代ごとのトラブルや危険があります。躾け的目線から看護の領域を脱して関わらなければならないことや、危険回避の為の教育を必要とされることもあります。
保育所看護師のやりがい
これまで看護師さんという見かたしかされなかったのが、病院看護師ですが、園児から見た目線は、関技師ではなく「先生」です。「先生!!」と呼ばれる事が多くなり、新鮮で楽しみがあります。また、健康な園児の成長をみまもることができ、楽しく一日を生活する、その時間を共有できる事がやりがいと楽しみにもなります。
また、子供はなつきやすく、よく慕ってくれます。怒っても、その理由が理解できれば信頼を寄せ、より近づいてきてくれます。それが楽しくて、嬉しくて、この仕事が辞められないという保育所看護師も多くいます。
まとめ
保育所看護師の仕事について理解できたでしょうか?
子どのも笑顔に触れ、ときに教育的立場からお母さんのように関わる、お姉さんのように関わると言う看護には無かった関わりを要求される場面があります。
そんな場面でも、やりがいや自分の刺激を感じながら仕事が出来る楽しみがありそうです。