ナースと言う職業は、日本においては女性の憧れの職業として毎年上位に君臨する職業になります。
もちろん、海外のナースにおいてもその人気と言うのは変わらず高いものがあります。
しかし、海外と日本のナースでは、違いが多少あります。
海外と日本のナースの違い
日本の場合、もちろん一般的なサラリーマンの年収に比べて、ナースの年収と言うのは比較的恵まれています。
もちろん、それだけ大変な仕事なので、もう少し高くても問題はないくらいの金額です。
しかし、海外、特にアメリカの場合には、日本のナースの年収以上の金額を期待する事が出来ます。
もちろん、日本と同じように、仕事内容が大変であると言う理由もありますが、アメリカの場合には、国民が支払う医療費の金額が異常に高いと言うのがその理由となっています。
ですので、医療機関で働く人間の年収と言うのは、比較的恵まれた金額となっているのです。
医療技術の面での違いも
また、医療技術の面での違いもあります。
例えば、オーストラリアと言う国の場合、医師の指示がなくても看護行為をすることが出来るシステムが組まれていると言います。
日本では通常、医師の指示があって初めて担当する患者に看護技術や、その他の医療技術を提供することが出来ます。
しかし、オーストラリアでは、その権限の一部がナースに与えられていると言うのです。
患者と一番接しているのは確かにナースです。
一番身近にいる人間が、自分の考えや判断で医療技術を提供することが出来ると言うのは、何か突発的な事態が起こった場合や、医師不在の際などに非常に効率的ですし、何よりも患者側が安心してその医療技術を受け入れることが出来るのではないでしょうか。
社会的地位の違い
また、海外との違いはまだあります。
日本のナースの社会的地位と言うのは、もちろん低い訳ではありません。
むしろ高い方でしょうが、海外のナースの場合、特にアメリカにおいては医師と同程度の地位が確立されています。
それが理由かどうかは分かりませんが、アメリカのナースは、勤務中、医師と同じような格好、白衣に首から聴診器を下げてと言う服装で勤務していることが多いです。
このように、日本と海外での違いと言うのは、その国のこれまでの文化による影響が非常に大きくなっています。
また余談ですが、イギリスの場合、日本の看護免許を持っていればイギリスに行ったとしても看護師として勤務することが出来るそうです。
これは、背景にイギリスの看護師不足と言う理由があるためです。