子供病院での看護は、大人を対象とした医療や看護とは少し違った業務や姿勢が必要となります。
発達途中の0歳から15歳までの乳幼児、児童などは、病気に対するとらえ方や、治療に対する受けとめが大人とは違います。
そして、療養しながらも成長や発達は続き、学校教育やしつけも療養観光で行われることがあります。
また、小児看護についてくることと言えば、両親や子供の関係者との関わりです。
子供病院での看護について学び、子供に好かれる看護師を目指しましょう。
子供病院での看護師の仕事
・病気やけがで入院している子供の治療や、養育、療養サポートを行います。
正しく症状や状態、異変を伝えられない子供たちである為、大人である看護師が異変に気付き、異常早期発見、早期対処が求められる現場です。
また、安全で安心出来る療養環境を整え、時に母親のように温かで、時に教師のように厳しく、教育や養育を行わなければなりません。
不安や悲しみ、辛さを感じる子どのに対し、包み込み優しく護る姿勢で、その辛い気持ちを少しでも軽減できるようサポートする事も必要です。
・子どもの生活水準を高める支援を行います。
治療により制限されることが少なくなり、その子らしく明るく生活できるよう、教育や遊び、活動出来る環境と状況を作り、健全な生活が維持できるようサポートします。
安全に関する認識が低い小児に対し、安全対策を講じたり、注意喚起を行う関わりが必須です。
そして、季節の行事やイベントを用い、病院生活が苦痛でたまらないと言う状況に至らないよう、活力ある日常を支援します。
・保護者のメンタルケアを行います。
小児に対するメンタルケアも必要ですが、保護者に対する支援も重要です。
病弱な子に産んで、こんな身体にしてしまって、辛い治療ばかりで心が痛いと感じている保護者に対し、話を聞き、思いを吐き出せる場を設け、心の逼迫を発散できるよう関わります。
時に、治療を受ける子供を見ることが苦痛で、見舞いが遠のく保護者もいます。
その気持ちを酌みながら、受けとめ、ともに闘病できるメンタルケアも行います。
子供病院の良点、欠点
・良点
子どもに対する疾患や病態、治療など幅広い分野に対応できる力が身につく。
子供の笑顔と回復の喜びをともに感じられる
・欠点
保護者との関わりが難しい
・子供との意思疎通が困難なことがある
まとめ
子ども病院の魅力が分かりましたか?
子供を笑顔に出来るかどうかは、関わる看護師次第です。
しかし、子供は正直で、その思いをストレートに表します。
その子の笑顔を護るために尽力したい看護師に向いている現場です。
こどもの頑張る力に手を貸せる看護師を、子ども病院は求めています