高齢者介護や高齢者看護は、日本国内どこでも求められる仕事です。
医療機関でも高齢者の受診や入院率が多く、その状態安定した患者さんが、在宅生活を継続できない場合、介護施設での生活を選択します。
高齢者の最後の生活の場として設立される特別養護老人ホームですが、そこでの看護師の役割をご存知ですか?
その人らしい生活を、安全に安楽に出来るようケアを行う魅力的な特別養護慮人ホーム勤務看護師の仕事についてまとめてみます。
特別養護老人ホームとそこでの看護
(特別養護ロー人ホームとは)
特別養護老人ホームとは、社会福祉法人や地方自治体が運営する公的な施設です。
65歳以上の要介護者が常に介護が必要である為に財テク生活が困難な場合に入所が認められます。
寝たきりの高齢者や認知症高齢者が多い現状があります。
特別養護老人ホームは、入所できればその方の最期の時まで介護、看護が継続される施設です。
(業務内容)
医療行為は少なく、入所者の健康管理や褥創ケア、内服や服用管理、身辺介護等を行います。
また、急変や状態変化を観察し、異常が生じた際は医師と連絡を取り、指示された診療行為や医療行為を行います。
夜勤がある現場もあり、夜間のオンコール体制を取る現場もあります。
介護士が夜間勤務する事が多く、夜勤の回数は多くはありません。
また、看護師より圧倒的に介護士が多く、看護師不在のなかでの時間もある為、介護士との連携や連絡調整も大切です。
特別養護老人ホーム勤務の向き不向き
特別養護老人ホームへ入所する利用者は、高齢者で介護を要する人々です。
その事を充分に理解し、高齢者看護や高齢者介護が好きな看護師で無ければなりません。
そして、そこで最期を迎える入所者も多い為、安心して療養できる環境調整や人と人との関わりが出来る看護師で無ければなりません。
(特別養護老人ホーム勤務が向いている看護師)
- 高齢者が好き
- 介護が好き
- ゆったりと一人一人と向き合う事が好き
- 人生の先輩の最期を充実させたものとにしたい気持ち
- その人の安楽とは何かを考える看護姿勢
- 楽しく、明るく仕事が出来る
(特別養護老人ホーム勤務が向かない看護師)
- あまり変わり映えのない日々や業務に飽きてしまう看護師
- スキルや実戦、刺激を求める看護師
- 介護が苦手な看護師
まとめ
看護師の中にも高齢者が苦手な看護師、介護が苦手な介護士がいます。
適材適所で働くことが大切です。
高齢者が好きで、その方の笑顔を護るために力を尽くせる看護師に向いている職場です。
特別養護老人ホームでは、医師がすぐにいない状況であったり、看護職員が多くはない現状があります。
数少ない医療職者としてあらゆる知識と技術を持って入所者の安全と安楽を提供できなければなりません。
また、医療行為や処置など、移り変わる医療知識や技術を自ら学び、効果的な最新の看護やケアを成せる看護師が求められます。