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    認知症と言う病気の理解【看護師としての接し方】

    認知症が身近に感じられる、良くある光景となっている現代社会の現状があります。
    高齢者や入院患者にも認知症患者が多く、認知症関連の専門看護資格なども有るほど、当たり前の疾患となっています。

    今した事、今説明した事を忘れ、時に対人トラブルとなったり、閉じこもりや拒否と人との関わりを断絶してしまう認知症高齢者もいます。

    では、認知症高齢者の理解を果し、共に生きやすい環境づくりを目指しましょう。
    認知症でも、自分らしく生きがいある生活ケアを看護師として進めてみたいものです。
     

    物忘れ、記憶障害、認知力低下

    食べた事を忘れる、移動した事を忘れる、買い物した内容や買い足したものを忘れる、今自分がどこにいるか、誰と居るかを忘れる等の症状があります。

    認知症と言う病気は、「思い出せない」「記憶できない」病気です。よって、何度説明しても、話をしても理解する事ができません。

    自分の訴えを否定されると悲しくなったり、辛さを感じさせてしまう事があります。そうなれば、双方の信頼関係にひびが入る問題を引き起こしかねません。

    対処法

    患者さんの訴えに対し、何が本当で、何が正確でないかと言う認識が必要ですが、それの事実を強要する事はできません。思いを受けとめ、受容する事が大切です。

    食事をとっていないと言われれば、「お腹がすいているんだね」と理解を示し、少しの食べ物を与える事も必要です。

    また、徘徊する場合は、「不安があるのですね」と安心出来るように寄り添い、タッチングや共感姿勢で関わる必要があります。

    時に、固執する事柄から引き離せるように、気分転換や散歩などで無理なくその入り込んだ世界から現実に引き戻す関わりも必要です。

    認知症で無い自分でも、人から容認されたり、認められる事で、喜びや安心を感じられる事が多々あります。認知症の高齢者においてもその感覚は同様です。

    その人の気持ちよいと感じられる状況を創り上げる工夫も必要です。

    まとめ

    認知症患者さんから学ぶこともあります。
    教えてもらえる、気付かされることもあります。
    優しく丁寧に、尊重して関われば、必ずこちらに興味を持って貰えます。

    認知症は、病気です。
    加齢や年を重ねた為に引き起こされた症状です。
    長生きをした高齢者の勲章でもあります。

    看護職者の理解したい気持ちが大切ではないでしょうか?
    その認知症と上手く付き合い、お互いに過ごしやすい環境や関係づくりを行いましょう。

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