最初に採血をするときは誰しも緊張しうまくはいきません。
しかし、コツを知っておくと失敗しにくくなります。
今回は看護学生が採血でうまくいくコツを紹介します。
採血は最初誰でも緊張する
看護師になるための学校では、最初は清拭や体位変換などの技術から学んでいきます。しかし、注射をしたり採血をするといった姿に憧れて看護師を目指す人も少なくありません。
学校で採血の授業を学ぶとき、わくわくすると同時に緊張する人が多いです。
なぜなら、採血は人に針を刺すため苦痛を伴う行為だからです。
最初は人ではなく、血管の模型などで採血の練習をしますが、それでも最初に針をつかうときは誰でも緊張します。
採血でうまくいくコツ
はじめての採血は、うまくいくものではありません。
採血をうまくするためには、みっつのコツがあります。
ひとつめは、準備と手技をしっかりと身に着けることです。
最初は、授業で習ったように物品をそろえていきますが、そのとき何のために使うのか、いつ使うのかということを念頭におきながら物品の準備をすると、その後の流れをつかみやすくなります。
そして、ただやみくもに練習するのではなく、しっかりと手技の流れを何度も確認することが大切です。これは、学校じゃなくても自宅などでできるので、できるようになるまで手技の流れはしっかりと把握すると失敗しにくくなります。
ふたつめのコツは、血管の探し方です。
採血での失敗の多くは、血管に針が入らないことです。手技もありますが、血管の位置を確実に探すことができるようになると、採血での成功率があがります。血管探しの練習は、友達同士ですることができるので、声を掛け合うと良いです。
そしてみっつめのコツは、駆血帯の巻き方です。
駆血帯は巻けば必ず血管がでるというわけではありません。きつすぎると静脈まで駆血してしまい血管がでにくくなりますし、ゆるすぎると動脈が駆血できずに血管は怒張しません。
そのため、対象者の腕の太さに合わせて駆血帯の巻き方を工夫すると採血が成功しやすくなります。
採血がうまくなるためには練習を繰り返すこと
また、血管は人によってさまざまです。たくさんの人に採血をすることによって、腕も上達していきます。
しかし、学生のうちは採血を行う機会も多くはありません。まずは、手技やポイントをしっかり押さえて、できる限りの練習をすることが大切です。
このように学生にとって採血は、緊張する手技のひとつですが、コツをおさえ練習することによって、失敗しにくくなります。
採血は看護師になってからも行うことが多い手技なので、学生のうちから手技を確立しておくと良いです。