外科というととても忙しい印象を持つ人は少なくないのではないでしょうか。
ほかの科に比べると外傷などの患者さんも多く、その業務内容も独特で専門的な知識を必要とされます。
しかし、忙しい職場でありますが、とてもやりがいを感じる看護師も多く、外科で働きたい、その技術を身につけたいと希望する看護師も多いです。
外来で働く看護師の業務内容
外来には、様々な患者さんが訪れます。
例えば健診などで胃や腸に影があることを指摘されて、その精密検査で受診をするという人。
また症状があり癌の疑いがあるような人も訪れます。
また外傷がある人も多いですね。
骨などに異常があれば整形になりますが、内臓系の損傷の疑いのある外傷だと外科に運ばれてきます。
そのため、それを受け入れる外来はいつもあわただしいです。
時には緊急で傷の手当てをしなくてはいけない場合もあります。
また外来で対応できない場合には、すぐに手術をするということもあります。
そのために、基本的な看護技術と、他のコメディカルスタッフとの連携、手術前の看護などが大きな役割になります。
また癌が分かった場合の告知などを行うこともあります。
患者さんには精神的なケアも施すこともあります。
また時には治療のために、外来で抗がん剤治療をすることもあるので、その知識も必要です。
病棟で働く外科看護師の業務内容
病棟は、入院している患者さんがいますね。
特に手術を受けることを目的として入院する患者が多いです。
手術前後は面会が制限されることもありますし、高度なケアを必要とすることもあります。
そのために、術前、術後のケアやICUなどで行われるような高度な集中ケアをしなくてはいけないこともあります。
また病棟には癌の患者も多いです。
手術だけでなく、抗がん剤治療や放射線治療も日常的に行われる業務内容の1つです。
常に緊張を強いられる職場
外科病棟は、業務内容としても高度なものが多く、看護師の知識も必要です。
また一刻を争う場面もあるので、看護師の素早い判断力というのも必要とされることがあります。
処置をする時には、医師との連携などが非常に大切ですし、自分が今どのような立場で動かなくてはいけないかを考えて行動することが求められます。
そのため、常に緊張感を強いられる職場ですが、やりがいも大きい職場であるといえます。
また奥の深い分野であるために認定看護師への道を目指したり、看護師がステップアップできる分野です。