看護師の求人ランキングでは、上位にランクインしやすい診療科というのがあります。
人を助ける仕事と言っても、診療科によって仕事内容は変わってきます。それゆえに、求人ランキングにも違いが出てきます。
ここでは、ランキングトップ、内科と外科のどちらが人気か、不人気な診療科、の3つについて見ていきます。
ランキングトップは?
求人ランキングトップに輝いたのは、救急救命室(ER)の看護師です。
テレビドラマなどの影響も手伝い、人気が高いです。
生きるか死ぬかの患者さんを相手にするのですから、緊張感は半端ではありません。
休む暇もなく対応に追われます。
それだけに、バリバリ働きたいという看護師にとっては、最先端の医療技術に触れ合える、あらゆる診療科の手術に立ち会える、というメリットもあります。看護師としての仕事に充実感を感じたいという人であれば、忙しくてもERに憧れるようです。
内科と外科はどっちが人気?
内科と外科で比べると、人気が高いのは外科です。
内科は慢性的な症状を抱えた患者さんの看護で、回復までには時間がかかります。
また、はっきり完治した様子がわからないので、やりがいを感じにくいことも多いです。
それに対して、外科は手術などにより短期間に患者さんが回復していきます。
元気になっていくのを目で見て確認できるので、それがやりがいに繋がるという人も少なくないようです。
外科は体育会系と言われ、常に動き回っているイメージがあります。実際、外科の仕事は内科に比べてテキパキと要領よくこなさなければならないことが多いです。
内科は薬を使ってじっくり治す、外科はメスで切り開いて一気に治す、というイメージの違いくらい、看護の仕事もサバサバしています。
不人気な科もある
人気がある診療科があるとすると、逆に不人気な科というのも存在します。
不人気だからといって、その人が好きであれば問題ありませんが、一般的に人気が低い科も見ておきます。
人気が低いのは、泌尿器科、小児科、産科、です。
泌尿器科は男性のデリケートな部分を扱う仕事なので、女性看護師としては気が引けてしまうようです。
小児科は子供を扱う難しさや、子供が苦しんでいるのを見たくないという理由、その他に子供の親との接し方が難しいということで人気が低いです。
産科は難しい職場にもかかわらず、助産師から見下されがちというのが不人気の理由です。ナーバスになりやすい妊婦さんに接する難しさなども理由になっています。