人に喜ばれる仕事がしたくありませんか?
人を癒し、笑顔を引きだすケアをしたくありませんか?
忙しいから、そんな暇が無いと、世の看護師からは返答が返ってきそうです。
しかし、患者さんは苦痛ある療養環境から、一筋の安らぎと安心を求めています。
そして、近年増加している生活習慣病や糖尿病患者さんの皮膚や末梢ケアに一役買う「フットケア」。
足で歩き、人として自分らしく生きたい患者さんをサポートする「フットケア指導士」の資格について考えてみましょう。
フットケア指導士
日本フットケア学会がフットケア全般の知識や技術を有し、医療や福祉の専門職として力を尽くせる人材に与える資格です。
下肢の障害の改善や下肢のトラブル予防のために、フォローできる知識と技術を持ち、患者さんの生活の質向上のために重要な役割を担える人材であることが求められます。
・仕事内容
患者さんの足に関する神経障害やスキントラブル等の予防、患者さんの抱える下肢に関する問題やトラブルに応じた相談や指導を行います。
また、爪切りや足浴、巻き爪の対処、靴選びや、下肢のトラブル回避への対処法を支援、指導します。
・活躍の場
皮膚科、内科、形成外科、糖尿病外来、フットケア外来、一般病棟など
資格について
(受験資格)
- 医師、看護師、准看護師、理学療法士、介護福祉士、作業療法士、臨床検査技師、薬剤師等の医療・福祉に関する国家資格の保有者。
- 資格取得後、それぞれの資格を3年以上経験したもの。
- 日本フットか学会会員であるもの
- 日本フットケア学会認定セミナー受講者
(受験)
試験は4択で、フットケア外論、病態生理学などのフットケア基礎知識、アセスメント、検査、生活指導などの専門知識の試験。
ケアでは、基本的なケア方法、リンパ浮腫に対するケア、血栓予防、介護予防などのを学びます。
(ニーズ)
糖尿病患者、高齢者などに求められ、医療現場や介護現場にニーズがあります。
医療機関では、フットケア外来を設立されるほど、下肢に不安を抱える患者さんが増加しています。
特に糖尿病患者さんの神経障害やスキントラブルの回避にはとても有用な資格です。
そして、爪切りに失敗したなどと来院されたりすることもあります。
その爪切りの失敗が糖尿病患者であれば、その傷から感染や壊疽などの命に関わる事もあり、此処に専門性を持って対処出来るのは、フットケア専門士ならではの仕事です。
まとめ
フットケアに関して興味がわきましたか?
神経障害や浮腫、皮膚トラブルに悩む患者さんが多くいます。
そのような方々が、安全に安楽に歩ける方法、そして健康的な生活が維持できるフットケアを行えれば、患者さんに好かれる看護師に慣れることは間違いなしです。
苦痛の緩和、癒しは、医療現場で働く看護師にしかできないと思いませんか?
下肢に悩みを抱える患者さんの力になれる看護師として「フットケア指導士」になってみませんか。