東京都看護協会というのは1947年に設立された団体です。
保健師や助産師・看護師など4万人以上の会員が所属する公益社団法人です。
東京都看護協会の目的は看護職の人材育成です。高齢化社会となった今、看護師の需要はどんどん高まっているにも関わらずなり手がおらず、人手不足の状態が続いています。
今後も高齢化・少子化は進んでいきますし、数年後には団塊の世代が後期高齢者になるという状況の中、国が推奨して立ち上げられた団体なのです。
活動内容とは
東京都看護協会の活動内容ですが、看護職について興味を持ってもらうために看護師の仕事の体験ができるようなイベントを実施しています。
看護職に現在就いている人のためのキャリア開発セミナーも行なわれています。
新しく就職活動をしようと思っている人たちや今の職場よりもっとよい職場環境を求めて転職しようとする人たちの場合はeーナースセンターに登録すればパソコンを使って自分が希望する求人を見つけ出すことができ、東京都看護協会までわざわざ行かなくても応募から就職までの一連の作業を行なうことができるようになっています。
子育て支援も開催
両親学級やすくすくフェスタなどを通じて子育て支援も行なっています。
まちの保健室というのを各地で開催しており、専門知識を持ったプロの看護師たちが健康チェックや相談などを行なってくれていたりもします。
都民の健康や生活をさまざまな方面からサポートしてくれているのです。
妊娠や出産・育児によって一度看護職の現場を離れた人にとってもう一度現場に戻るのは大変なことですが、離れていた数年の間に進んだ技術力や最新機器の使用法を中心に復職のためのセミナー活動というのも行なっています。
訪問看護士もサポート
高齢者で病院まで行くことができないような人たちのために訪問看護を中心に行なう看護師の育成にも力を入れています。
子育てをしながら大きな病院で看護師として働き続けるというのは難しいことですが、訪問看護師やまちの保健室・子育て支援などの仕事など幅広く活動内容を行なうことで、地域の人たちだけでなく看護師の側も仕事の内容や働き方を選択できるようになっているのです。復職セミナーの最期にはこれらさまざまな団体への仕事紹介なども行なっているのです。
これらのさまざまなサポートがすべて無料で行なわれているのです。仕事の紹介料というのも必要ありませんし、各種セミナーも臨むものをタダで受けることができます。都民なら誰でも利用できるのです。