看護師として働き、病院勤務や施設勤務が飽きた!!と転職を考えることがあります。そのなかで、看護師が病院や施設以外で働ける現場は、保育所、企業、検診車、救護員、看護学校の先生などの職場があります。
今回は、あまり聞かない「空港検疫官」としての看護師の仕事を紹介します。
空港看護師の仕事
空港で働く看護師の仕事は、空港内の医務室や診療所の勤務や、検疫官としての仕事があります。医務室や診療所への勤務は、空港が雇用する事がありますが、検疫官としての採用は、厚生労働省が雇用となり、公務員となります。
検疫官の採用は、福利厚生が充実し、医療行為や看護活動をするわけではありませんが、身分を保障された働きやすい環境と言えます。
検疫官としての看護師業務
主な仕事は、外国から渡航してきた外国人や、外国から日本に帰ってきた日本人に病気の人がいないか検査をしたり、病気の疑いのある人を検査や治療に早期に移すことを仕事にします。
そうする事で、日本国内への病原菌や疾病の流入を防ぎ、蔓延する事を予防します。
観光客の増加や移民の増加により、日本には少ない感染症や疾病、病原菌の侵入リスクが高まり、未然に対策が必要となっています。
日本に入ってくる国内外の人々の健康チェック、健康相談、予防接種などを行う事も仕事の一つとなっています。
公務員として働くこと
厚生労働省に雇用され業務に当たる為、公務員として人に奉仕する気持ちや精神が必要となります。身分保証はありますが、待遇や給与に関しては、それほど高くありません。
初任給は、国公立病院同等の給与形態と言う事が多く、夜勤などの回数が一般病院より少ない為、実支給額は、病院勤務の看護師より低くなります。しかし、公務員は着実に昇給し、ボーナス支給などが充実している為、それほどに少ないという印象は無く働くことが出来ます。
また、募集人員はそれほどに多くはありません。
その勤務条件や身分の魅力もあり、人気が高い諸企業である為、書類選考があり、ニーズの高まりから募集は増えているものの狭き門です。
検疫看護師として働くこと
看護師の仕事は肉体労働で、労働環境も厳しいところが現状です。検疫官の仕事は、病気を見極め、健康状態をチェックする仕事である為、現場の看護師よりは仕事のきつさは無いでしょう。肉体労働より、責任重大な疾病の見極めが必要である為、精神的な疲労ほ法が多いでしょう。
また、公務員としての身分保障が有難いことです。
民間、公立とも病院や施設経営は診療報酬の改正などにより以前より逼迫しています。このご時世で公務員として働けることは喜ばしいことではないでしょうか。
しかし、時に伝染病や感染症罹患者に接することがあり、自分もその病原体に暴露されることがある為、危険を伴う仕事です。
これから日本を出入りする観光客や労働者、移民の増加によりこれまで以上に仕事が伊祖学資なることが予測され、遣り甲斐ある大変な仕事となることも予測されます。
まとめ
検疫官として看護師の需要が高まる中、これまでの医療機関で必要とされた知識や技術が活かされないことの多い職業です。
しかし、活かされない他の分野の知識が必要な事で、キャリアアップが見込める職場です。正しい判断と、間違いのない知識が必要で、精神的に疲れを伴う仕事です。医療に対して満足した、別なことがしたいと言う看護師に刺激を与える職業です。