ナースの勤務システムはクリニックや総合病院によって、だいぶ違います。
クリニックであればたとえば心療内科のようなところであれば10時から19時までの勤務であれば、その前後の30分前にクリニックにいれば大丈夫なところが大半です。
しかし総合病院の場合はそういうわけにはいきません。
夜勤のシフト制はほとんどの病院であります
大概どこの病院も日勤、夜勤のシフト制を設けているところが多いです。
3勤交代制のところもありますが、比較的ナースの数に余裕のある場合、2勤交代制のところが一般的です。
夜勤は16時ぐらいから始まる病院が一般できで、翌日の10時までには終わります。
新人のナースが突然夜勤にシフトされることはなく、ある程度ナースの仕事になれたら担当することになります。
夜勤の場合日勤と違ってナースの数が圧倒的に少なくなります。
夜勤の業務内容
大概ナースの数は3ずつぐらいシフト勤務が組まれ、1人リーダーがいてあとの2人が担当の患者さんを含め、フロアの患者さんの容態をみることになります。
たとえば急性期の病院で比較的重篤な患者さんが多いと思われる脳死系外科の場合、脳梗塞や脳内出血などで、麻痺や後遺症をかかえている患者さんがたくさんいます。
患者さんの状態にもよりますが、もし食事が自分でとれない患者さんがいた場合、食事介助もしなくてはなりません。
夜勤はナースシフトが少ないからといて、ここで焦ると大変なことになります。
食事は嚥下機能が落ちている患者さんの場合、物がのどに詰まったり、何かの拍子で窒息してしまう場合があります。
たくさんの患者さんがいるためここで急ぐと、患者さんの容態が悪化してしまうこともあります。
食事介助は神経や時間はかかりますが、患者さんの口の中に何か入っているときは、リスクも大きいため気をつけなければなりません。
迅速に的確な仕事をする必要
それに夜勤では日勤と違って、少ないナースの数で病棟を見守らなければならないため、迅速に的確な仕事をする必要があります。
患者さんの薬をきちんと飲ませたかのチェックはもちろん、病棟を循環して問題のある患者さんがいたらすぐに医師や先輩のナースに連絡をとる必要があります。
昼間は元気だった患者さんが、夜になり状態が急変することはよくあることだからです。
入院している患者さんは24時間病院にいます。
それに合わせてナースも夜勤、日勤とわけて患者さんの入院生活をサポートするためにシフト勤務されるのは当然です。
夜勤は神経も使い大変なことも多いですが、これがこなせるようになって1人前の仕事ができるともいえます。