看護学生はよく優先順位について指導がされることが多いです。しかし、この優先順位は看護師になってからも大変重要です。
今回は看護師を目指す人や看護学生が知って得をする優先順位についてまとめます。
優先順位をつけることがなぜ大事か
看護師において優先順位をつけることは、患者さんのためにも自分のためにも必要です。なぜなら、優先順位をつけることによって、業務が重複したときにすぐに動くことができるからです。
特に看護師は業務が多く、時には重複してしまうこともあります。そのため、優先順位をしっかりつけて、効率良く動く必要があるのです。
また、優先順位を間違えてしまうと、患者さんに危害が加わってしまうこともあるので注意が必要です。
患者さんのために必要な優先順位とは
現場での患者さんのために必要な優先順位の考え方は、第一に生命の危険の有無、第二に患者さんのスケジュールという視点で考えるとよくわかります。
まず、生命の危険については、命をあずかる身として一番大切なことです。
患者さんがもしも急変してしまったとき、すぐに対処しなければ死んでしまうかもしれません。具体的には、患者さんが苦しんでいるときに、環境整備は行いませんよね。
そして、患者さんのスケジュールという視点では、検査や手術、患者さんとの約束事などが挙げられます。
患者さんはより健康になれるために入院していますから、それに必要なことはないがしろにできません。
自分のために必要な優先順位とは
自分のために必要な優先順位を考える前に、一日の行動を組み立てておくと、いざというときに動きやすくなります。
例えば、当日の受け持つ患者さんすべてのスケジュールを、時間が決まっているものとそうでないものに振り分けます。そして、時間で行わなければいけない業務が重複してしまったときには、どちらが大切なイベントなのかを把握した上で、優先順位をつけていくのです。
そうすることによって、重複してしまった業務は他の人にお願いすることができるので、患者さんだけではなく看護師自身も助かります。
このように優先順位を考えることは、患者さんのためにも看護師自身のためにも必要です。
優先順位をしっかりつけて、患者さんに安全な看護を提供しましょう。