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医療における病名告知の現状のまとめ

医療における病名告知の現状のまとめ

以前はがんなどの病気の場合には、告知しないという歴史がありました。

しかし、様々な観点から、最近では病気の告知がされることがほとんどです。告知については様々な考え方があるので、看護師を目指す人は知っておくと良いです。
 

今までは病気を告知しないことがありました

以前の医療では、がんの完治する確率が今よりも低いものでした。

そのため、がんと宣告されることは、今の時代で宣告されるよりも、より大きなショックを与えるものでした。このことから、家族の希望などから本人へは病名を伏せるというのが当たり前に行われていた時代があります。

しかし、医療は日々進歩しており、がんは早期に発見されることによって完治する可能性もずっと高くなっています。

また、様々な観点から病名の告知について考えが改められ、最近では告知をすることがほとんどです。

告知しないことによるデメリット

不信感
なぜ告知についてこのように変わってきたかというと、告知をしないことで発生するデメリットが大きいからです。

デメリットは大きく分けて2つあります。
ひとつめは、告知をしないということは隠すということなので、患者さんはその家族や医療者に不信感を抱くようになります。

そしてふたつめは、残された時間の過ごし方を自分で選択できなくなります。

例えば、患者さんはやりたいことがあるかもしれません。告知をしないことによって、身辺整理や心の準備ができなくなり、疑心暗鬼になってしまいます。

告知をすることで得られるメリット

反対に、患者さんに病名の告知をすることによって自分の状況を知ることができます。決して楽ではないがんへの治療にも、病名を知らないよりも知っていた方が耐えることができます。

また、余命を知っておくことによって、心の準備をし、やり残したことがないよう身支度をすることもできます。

今でも病名告知をしない場合もあります

しかし、すべての症例において病名を告知するわけではありません。

患者さんの状況や家族の強い希望などから、告知をしないという選択もあります。
これらのことは、しっかりと家族と医療者間で話し合って決断していくことが必要です。


このように病名の告知については、昔と違い今ではほとんどの場合患者さん本人へ行っています。

しかし、例外もあるのでその際は、医療者として慎重に考える必要があります。

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病院での看護業務はとても忙しく、重労働や夜勤が苦痛、人間関係が厳しすぎるなどが原因で看護師を辞めたくなる人も少なくありません。
しかし、職場環境によってはもっと心にゆとりを持って働くことができる場合もあります。
どうしようもなくなった時は職場を変えてみるのも選択の一つでしょう。

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