入退院をよく繰り返している患者さんも多くいますが、そのような入院慣れしている患者さんは患者さん同士のコミュニケーションや情報交換も盛んです。
こんな患者さんには注意!
入院慣れしている患者さん同士は、談話室などで話し込んでいる姿をよくみかけることもあります。処置や注射の時間なのに、お部屋にいないときは焦ってしまいますよね。
そんなときは、談話室や他の患者さんのところでお話をしていたり、禁煙の病院では外でタバコを吸いながら話しているというのもよくある話です。
しかし、看護師としては、患者さんが動き回るので点滴の残りが調整しにくいといった苦労がつきもの。このような患者さんは、朝あったときに当日のスケジュールを伝えて、この時間は病室にいてほしいなど伝えておいた方が良いです。
特に、大事な治療や検査がある日には伝えておかなければ、患者さんを探すのに時間がかかって・・・と大事なスケジュールが延期になってしまっては大変です。
患者さん同士、何を話しているの?
そのような患者さんは、何を話しているのでしょうか。
よく聞くのは、病気について、入院生活について、看護師などの医療者についてなどです。
具体的には、同じような病気をもった人同士が情報交換をしたり、悩みを語り合っているということも多くあります。特に、退院後の生活習慣で気を付けなければいけないような、自己コントロールが必要な病気は、先輩患者さんから情報を得るという人も少なくありません。
また、入院生活で困っていることや、看護師の噂なども好んで話しているそうですよ。看護師にとっては、気になるところですが、注射のちょっとした手技や処置の細かな手順など、患者さんは意外とよくみているようです。
時には大事な場
入院生活では、我慢を強いられることも多いので、このような患者さん同士のコミュニケーションは時には大事な場になりえます。ストレス解消や不安の解消、入院生活での楽しみを見出すといった意味においてです。
患者さん同士のコミュニケーションや情報交換は大切ですが、間違った情報が伝わってしまっては困ります。看護師としては、患者さんひとりひとりに対し疑問や不安があればいつでも相談することは伝えなくてはいけません。